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フィジーク日本選手権へ塩屋の衣笠洋司さん

 2019年08月24日 
フィジークの県大会で優勝し、オールジャパン選手権へ意気込む衣笠洋司さん
 スタイリッシュに鍛えた肉体の美しさを競う第6回オールジャパン・メンズフィジーク選手権大会(8月31日、メルパルク大阪ホール)に塩屋の衣笠洋司(ひろし)さん(37)=パワーハウス赤穂=が兵庫県代表として2年連続で出場する。
 フィジークは、筋肉のバランスだけでなく表情やヘアースタイルなどを含めた総合的な観点で審査する競技。筋肉のボリュームが重視されるボディービルがビキニを着用するのと異なり、サーフパンツ姿でステージに上がる。近年の「筋肉ブーム」とともに人気と注目度がアップし、競技人口が急増しているという。
 小学校から大学まで野球に熱中するなど元々体を鍛えることが好きで10年ほど前からスポーツジムに通っている衣笠さん。「目標を持って一つのことに真剣に打ち込む姿を息子に見せたい」と競技会への出場を決意した。各種大会で経験を積み、昨年の県大会で3位に。18日にあった今年の県大会では見事にチャンピオンとなりオールジャパンの出場権を勝ち取った。
 赤穂中央病院の事務職員として勤務しながら日々のトレーニングを欠かさない。ダンベルやマシンを使い、大会に向けて何か月もかけて筋肉をビルドアップしつつ、体脂肪率を5%程度まで落とす。「練習以上に大切なのが食事」といい、基本的に揚げ物類は口にしない。「競技に打ち込めるのは、毎日の食事に気をつかってくれる妻のおかげ」と感謝している。
 オールジャパンは年齢と身長によるカテゴリー分けがあり、衣笠さんは40歳以下168センチ以下級に出場する。「自分としては過去最高の仕上がりだった」という県大会の状態をキープし、昨年はかなわなかった予選突破を目指す。
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掲載紙面(PDF):
2019年8月24日号(2337号) 1面 (11,489,880byte)
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