関福大とスポクラ共同 ニュースポーツ考案
2020年01月18日
新種目「ラッキーストライク」のプレーを楽しむ関西福祉大のみなさん
同ゼミでは昨年4月から市内のスポーツクラブ21関係者と市内におけるスポーツ振興の現状や課題を意見交換し、ターゲットバードゴルフやキーンボールなど既存のニュースポーツを一緒にプレー。▽運動量の多い種目は年齢層が制限される▽娯楽性と競技性を同時に充足するのは難しい▽競技によっては広いスペースが必要―といった課題を見つけ、新種目の目指すべき方向性を模索した。
その結果、誕生したのが1チーム3人の対戦型スポーツ「ラッキーストライク」。中央に同心円状の的を書いたフィールド(長さ15メートル、幅1・8メートル)の両端に分かれて1人3球ずつ交互にボールをスティックで打ち、的に入った得点を競う。
的をオーバーした球でも相手の障害物となったり、相手の球が当たって的に戻ったりする面白さがあり、さらに相手の陣地に置く障害物(スポンジ)がゲームの楽しさを増大。「高齢者の体力でもプレーでき、若者も退屈しないスリリングな展開」が楽しめるという。
ゼミでリーダーの中條慎平さん(20)=2年=は「ルールも簡単で子どもからお年寄りまでみんなでプレーできる。絶対盛り上がる」と自信。ボールとスティックはゲートボールやグラウンドゴルフの道具を転用でき、ゼミで製作した人工芝フィールドはスポクラに寄贈するという。ゼミを監修した岡崎幸友准教授は「学生たちのアイデアにスポクラのみなさんのご意見が加わったことで、よりよいニュースポーツが誕生した。ぜひ体験してほしい」と普及を願った。
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掲載紙面(PDF):
2020年1月18日号(2356号) 1面 (10,781,123byte)
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