作るぞ「歌って踊れる」義士ソング
2020年02月01日
赤穂義士をテーマに子どもたちが歌って踊れる曲とダンスの完成を目指している平田孝光さん
「若い世代に『忠臣蔵』に関心を持ってほしい」と実行委会長の平田孝光さん(78)=中広=が発案。趣旨に賛同した人たちからカンパが寄せられ、平田さんは「みなさんの思いに感謝して、必ずプロジェクトを実現してみせる」と意欲に燃えている。
平田さんは子どものころから忠臣蔵の映画が大好きで、38歳で仕事の関係で赤穂に移住してからは赤穂義士を誇りに思うようになった。
「義士の武士道精神を勇壮な唄と踊りで表したい」と一昨年、出身地である鳥取の郷土芸能「傘踊り」をヒントに「赤穂義士やり踊り」を考案。民謡調のオリジナル音頭を作って広めようとしたが、若い世代の反応は今いちだった。周囲に相談する中で、「今流行している『パプリカ』みたいに、小学生や幼稚園児が楽しく歌って踊れるメロディーとダンスを作ろう」という新たな方向性を見出した。
広告代理店で大手企業の宣伝プランを手掛けた経験があり、地域活性化について市民からの相談に乗っている赤穂市の西村淳一・戦略プロデューサー(65)の仲介で、CM音楽やゲーム音楽の作曲家にテーマソングを依頼することにした。曲が完成すれば、子どもたちによるダンスユニットを結成して、春の義士祭などでのお披露目を目指すという。
曲作り、振り付け、ちらし制作など必要な費用は30万円。友人や知人、地元企業や商店にも飛び込みで協賛をお願いに回り、これまでに約15万円が集まった。不足分は荷物配達の仕事で得た貯金から捻出するつもりだという。
寄付した人からは「子どもたちのダンスユニット、早く見たい」「赤穂の元気につなげて」などと励ましの声が届いている。「私の願いは『ふるさとを愛する子に育ってほしい』ということ。その思いを汲んでもらえることがうれしい」と平田さん。「一人でも多くの方に賛同してもらって、やり遂げたい」と話している。
問い合わせは平田さんTel090・1444・3505。カンパ協力は2月13日(木)までクラウドファンディングの「FAAVO(ファーボ)兵庫」でも受け付けている。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2020年2月1日号(2358号) 1面 (5,215,151byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
民俗資料館で「絵本の中の民具たち」展 [ 文化・歴史 ] 2017年09月29日有年考古館で「播磨大陶器展」 [ 文化・歴史 ] 2017年09月27日復興支援ボランティアへ結団式 [ ボランティア ] 2017年09月26日県内現存最古の木造駅舎お別れ [ 文化・歴史 ] 2017年09月26日5地区の獅子舞競演 市伝統文化祭 [ 文化・歴史 ] 2017年09月24日サイレン鳴ったら「だんごむし」 義士祭学童書道展の作品募集 白いチョークの会 第42回会員展 [ 文化・歴史 ] 2017年09月23日獅子舞競演 24日に市伝統文化祭 親子で参加を「防災フェスタ」 テーマ多彩 子どもたちが絵マップ発表 特産和紙に義士描く 赤穂と多可の縁 [ 文化・歴史 ] 2017年09月16日花と風景 爽やかに水彩画 [ 文化・歴史 ] 2017年09月16日2017赤穂市美術展の入賞者 [ 文化・歴史 ] 2017年09月12日45回目となった千種川生物調査 [ 子供 ] 2017年09月10日
コメントを書く