大粒散弾が「跳弾」か 猟友会支部が危険性指摘
2020年04月26日
赤穂市周世の民家駐車場で、有害鳥獣駆除活動中の散弾銃から発射されたとみられる銃弾が軽トラックに当たった事案で、現場に落ちていた弾丸は、ハンターの全国組織が使用禁止を通達している「大粒散弾」とみられることが猟友会関係者への取材でわかった。
赤穂署の調べで、軽トラックのそばに落ちていた弾丸は「直径1センチ弱の鉛弾」とわかっている。関係者は、「00B(ダブルオーバック、またはゼロゼロバック)と呼ばれるタイプの散弾が使われたのではないか」と推測する。
兵庫県鳥獣対策課が作成した資料によると、00Bの弾丸の直径は8・6ミリ。最大有効射程は50メートルで、最大到達距離は515メートルとなっている。大粒散弾は発射すれば薬きょうに込めた6〜15粒の弾丸が散らばり、動いている鳥獣を仕留めるのに適している一方、事故の危険性が高いとして大日本猟友会が2017年に傘下の都道府県猟友会へ使用禁止を通達した。しかし、違法ではないため、現在も使用しているハンターもあるという。
兵庫県猟友会赤穂市支部のベテラン会員は今回の事案について、「大粒散弾も危険だが、銃猟を行った場所にも問題がある」と指摘する。
この会員によると、放たれた弾丸が河原の石などに当たって意図しない方向へ跳んでいってしまう「跳弾」を避けるため、同支部では千種川河川敷を銃猟の許可区域から外すよう、許可権を持つ赤穂市へ申し入れていたという。しかし、一部の会員の要望で今季も従来通り千種川河川敷を含む市内全域で有害鳥獣駆除の許可が下りることになったという。
同会員は「いつかは事故が起きるのではないかと心配していた。これを機に、安全な銃猟のあり方について許可条件などを見直すべきではないか」と話した。
関連サイト:
【関連記事】軽トラに銃弾 すぐそばに高校生と小学生
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掲載紙面(PDF):
2020年5月16日号(2370号) 3面 (8,230,421byte)
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赤穂署の調べで、軽トラックのそばに落ちていた弾丸は「直径1センチ弱の鉛弾」とわかっている。関係者は、「00B(ダブルオーバック、またはゼロゼロバック)と呼ばれるタイプの散弾が使われたのではないか」と推測する。
兵庫県鳥獣対策課が作成した資料によると、00Bの弾丸の直径は8・6ミリ。最大有効射程は50メートルで、最大到達距離は515メートルとなっている。大粒散弾は発射すれば薬きょうに込めた6〜15粒の弾丸が散らばり、動いている鳥獣を仕留めるのに適している一方、事故の危険性が高いとして大日本猟友会が2017年に傘下の都道府県猟友会へ使用禁止を通達した。しかし、違法ではないため、現在も使用しているハンターもあるという。
兵庫県猟友会赤穂市支部のベテラン会員は今回の事案について、「大粒散弾も危険だが、銃猟を行った場所にも問題がある」と指摘する。
この会員によると、放たれた弾丸が河原の石などに当たって意図しない方向へ跳んでいってしまう「跳弾」を避けるため、同支部では千種川河川敷を銃猟の許可区域から外すよう、許可権を持つ赤穂市へ申し入れていたという。しかし、一部の会員の要望で今季も従来通り千種川河川敷を含む市内全域で有害鳥獣駆除の許可が下りることになったという。
同会員は「いつかは事故が起きるのではないかと心配していた。これを機に、安全な銃猟のあり方について許可条件などを見直すべきではないか」と話した。
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コメント
周世辺りは、全国に知られた鉄道風景の撮影地でもある。
周囲の山や、河川敷及び橋上に、撮影者がいるかもしれない。
私見ですが、
銃猟禁止等の看板が、少ないので、ほとんどの人はしらない。
とくに、河川敷で銃猟が出来るとは、
俯瞰撮影で、山より眺めていても、非常に気持ちが悪い。
河川敷の樹木等が伐採されて、以前ほどイノシシ等に出会うことはなくなっている。
大体2人づれで、犬を連れて狩猟に来ているが、鴨などの鳥を狙っているだけで、有害獣対策で来ているようにはみれない。
周世から富原にかけての、線路の跡地の道路でも、大阪から来たという狩猟者に出会ったりもした。
赤穂市に言いたいこと、
有年横尾からの県道沿い、銃猟禁止にもかかわらず、許可を与えて、銃猟を許可するのは、やめてもらいたい。
そもそも、ふれあいの森を作ったことを、憂りょするなんてナンセンス。
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投稿:鉄道風景写真愛好家 2020年05月03日いつか死人が出ますわ。
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投稿:. 2020年04月30日ご質問にお答えする前に、「狩猟」と「有害鳥獣駆除」の違いについてご説明します。
狩猟期間は11月15日〜翌年3月15日(ニホンジカ、イノシシ以外は2月15日まで)となっています。ただし、狩猟期間中であっても、鳥獣保護区では狩猟を行うことはできません。また、銃など特定の猟具の使用を禁止する区域が設定されるエリアもあります。
これに対し「有害鳥獣駆除」は、被害が出ている地元の猟友会等に駆除を委託するもので、市町村の許可があれば、期間や区域を問わず実施できます。
今回、銃が発砲された場所は現在警察が捜査中ですが、仮に、狩猟期間中の銃の使用を禁止した区域だったとしても、有害鳥獣駆除を目的としたものであるため、違法ではないとのことです。
ただし、狩猟であっても有害鳥獣駆除であっても、▽日の入り後から日の出までの時間帯▽住居が集合している区域、広場や駅などの多数の人が集まる場所、人、飼養動物、建物や電車、自動車、船舶、などの乗り物などに弾丸が到達するおそれがある方向での銃猟ーは禁止されています。
鳥獣保護区や特定猟具使用禁止区域などを示したマップ(兵庫県鳥獣保護区等位置図)は兵庫県ホームページで見ることができます。
https://web.pref.hyogo.lg.jp/nk27/hw24_000000011.html
(このページの下の方にある「関連資料」の一つ目)
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投稿:赤穂民報 2020年04月27日千種川でも釣りすることもあるので、流れ弾(跳弾)に当たったらたまったもんじゃないです。
数年に一度、(ニュースにならないだけで毎年出てるかもしれませんが)流れ弾がメンバーに。とかって事故も起きているので怖いです。
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投稿:釣り人 2020年04月27日しかし、一部会員からの要望とありますが、どうなんでしょうか?
危険性を理解していたのならあかんでしょう。
駆除方法も檻に捕らえてからズドンなどできないのでしょうか?
人に当たったら予期しなかった、想定外だったなどと逃げるのではないですか??
自分の家族や大切な人がそのようになっても、この方は納得するんでしょうか?
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投稿:確かにそうだけど 2020年04月27日その後、どうなったのか取材を続けて欲しいです
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投稿:かつおぶし 2020年04月27日山から追われて河川区域に入ってくるケースもあるので、一概に河川敷での銃使用がおかしい訳ではないでしょうが、安全第一に頑張っていただきたいと思います。
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投稿:冷静に 2020年04月26日上郡では家屋に当たる事件でしたが、当時、窓側に立っていたら最悪の事態になりかねないと、上郡町長をはじめ議員の皆さんが動かれて、猟銃使用の権限を一度凍結したはずです。
赤穂市も至急動くべき。コロナも大切だけど、これは殺人に直結する問題。
ルールが守られてないのは明らかで、事案ではなく事件だと思います。
このような事件を起こした人に猟銃というものを与えてはいけません!!
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投稿:上郡でも起きた事件と一緒 2020年04月26日「要望」って、有害鳥獣駆除ではなく、娯楽としてのハンティングと捉えているのでは?この現状を鑑みず、日本は他国の銃事情に口出しをしているのだから不思議な話だ。
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投稿:ハンティングでは? 2020年04月26日コメントを書く