プロの腕で布マスク 子ども用200枚無料提供
2020年05月30日
「子どもたちが使ってくれれば」と同僚の協力を得て布マスクを作る三島正嗣さん
5月30日(土)から希望者に無料配布する。男性は「お店をしていた当時のお礼と感謝を込めて作りました。喜んでもらえたらうれしい」と話している。
加里屋中洲の三島正嗣さん(56)は2008年まで「子供服ミトウ」を経営。現在も洋服の寸法直しなどミシンを扱う仕事を続ける縫製のプロだ。
緊急事態宣言が続いていた連休中、特に子ども用のマスクが供給不足になっているとのニュースを目にし、店に残っていた布地で150枚を製作した。100枚を子ども食堂へ寄贈し、残りは子どもを持つ友人や知人へプレゼント。「サイズがぴったり」「デザインがかわいい」と喜ばれた。
使用した布地は、かつて自社ブランドの子ども用ジーンズを作った10オンスのデニム地。三島さんにとって思い入れのあるものだったが、「学校再開へ向けて一枚でも多く提供しよう」と、すべて使い切ることにした。
製造には縫製工場で働く同僚ら3人がボランティアで手伝ってくれた。三島さんが裁断した布地を同僚らがミシンでリズム良く縫い上げた。
出来上がったマスクは小学3年生を想定した寸法で、ブルーとピンクの2種類。「つけたときにかっこよく見えるように」とラインにこだわった。ゴムの通し口はあえて裏地を表に折り返してアクセントに。ブランドを示す「MITOU」のタグも縫い込んだ。
ゴムひもは品薄で入手できなかった。「ひもがついてなくてごめんね。紙マスクのゴムを再利用するなどして完成させて」と三島さん。「このマスクをつけた子を街で見かけることができたら、自分もうれしいかな」と笑顔で話した。
マスクの配布場所は音楽仲間の仲介で「主婦の店」が協力。赤穂店と尾崎店のサービスカウンター付近で子ども1人につき1枚持ち帰ることができる。なくなり次第終了。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2020年5月30日号(2372号) 1面 (5,061,491byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
グーグル題字の近畿代表に 忠臣蔵旗剣道、赤穂連盟が3位 台風12号義援金、市が募集終了 [ ボランティア ] 2011年11月09日第10回空手道秋期交歓大会 「早く大漁にー」祈る園児らソーラン節 勇気出して難関クリア [ 子供 ] 2011年11月03日真心も縫い込んだ雑巾、被災地へ [ ボランティア ] 2011年11月01日善意の古着、第2便も発送 [ ボランティア ] 2011年11月01日子どもたちが仮装楽しむ お年寄りと園児が合同運動会 地域住民と共同で清掃 [ ボランティア ] 2011年10月26日市内店舗で29日にハロウィーン 「子育て5箇条」スローガン決定 [ 子供 ] 2011年10月23日かざぐるま、贈り続けて3000本 有年考古館へ昔遊び玩具 [ ボランティア ] 2011年10月22日
コメントを書く