遺族の手続き支援「おくやみコーナー」
2021年05月29日
赤穂市が6月から開設する「おくやみコーナー」
主な手続きを一覧にまとめた「おくやみハンドブック」(A4判25ページ)の配布も始めた。
市によると、死亡届提出後に必要な行政届け出の窓口は住民登録や年金・保険、税金など最大で12課にわたり、故人の氏名や住所をその都度書類に記入する必要がある。担当部署がわからず庁内で右往左往し、すべての手続きを終えるのに1日で済まない人もあるという。
おくやみコーナーでは、予約時に聞き取った故人の氏名や住所などを基に、各課に必要な届け出の有無を確認。あらかじめ必要事項を印字した申請書類を一式取り揃えておくためスムーズに手続きできるほか、届け出漏れを防げるメリットもある。当日は利用者が迷わないように庁舎図で各窓口を案内する。
こうした取り組みは遺族の負担軽減を目的に2016年に大分県別府市が導入し、他の自治体に拡大。赤穂市では昨年6月議会で公明党の前川弘文議員が提案したのを受け、市が導入を決めた。西播磨の自治体では初めてという。先行自治体では、一つの窓口で書類を一括で受け付ける「ワンストップ方式」を採用している事例もある。
土日祝日を除き1日4枠(午前9時、同10時半、午後1時、同2時半)。利用希望日の2開庁日前までに予約すればよい。問い合わせ、予約はTel43・6819(市民課戸籍係)。ファクス43・6891、メールokuyami@city.ako.lg.jpでも受け付ける。
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掲載紙面(PDF):
2021年5月29日号(2418号) 2面 (5,782,194byte)
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[ 社会 ]
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