救急搬送困難事案が前年1・6倍 コロナ禍影響
2023年02月11日
赤穂市消防本部は2022年の火災・救助・救急の出動状況をまとめ、赤穂市内で発生した「救急搬送困難事例」(救急車の現場滞在30分以上)が175件で前年の1・6倍に増えたことがわかった。同本部は主な要因として「コロナ陽性者の搬送先を調整するのに時間を要したケースが増えた」(救急課)としている。
同課によると、コロナ陽性者の搬送件数は前年の20件から104件に増加。最も現場滞在が長かった事例では3時間26分を要し、市内では受け入れ先が見つからず、市外の医療機関へ搬送したという。
119番通報の着信から現場到着までに要した「現場到着時間」の平均は前年の8分30秒より30秒長い9分、通報着信から患者を医師に引き継ぐまでに要した「病院収容時間」の平均は前年の36分24秒より9分長い45分24秒となり、いずれも前年から延びた。コロナ陽性者の搬送に必要な防護服を隊員が着用する時間、重症化した患者を市外の医療機関に長距離搬送するケースが増えたことも影響したとみられる。
救急出動の総数は2293件(前年比338件増)、搬送人員は2069人(同213人増)で、いずれも過去最多を更新した。搬送人員が2000人を超えたのは初めて。赤穂署が保有する救急車3台とも出動したケースが92回(前年54回)あり、さらに119番通報が重なって上郡暑から救急車が向かった場合も「10回はあった」が、「今のところ救急搬送に支障は出ていない。必要な場合はためらわず119番通報を」と話している。
出動の理由別では「急病」が最も多く1416件。「一般負傷」371件、「交通事故」158件――と続いた。月別では7月と8月、11月と12月がいずれも200件を超え、コロナ感染拡大の第7波、第8波とピークが重なっている。
また、救急患者の収容先の内訳は、▽赤穂市民病院1106人(前年1076人)▽赤穂中央病院707人(609人)▽その他市内21人(20人)▽管外234人(151人)だった。
赤穂市内の火災件数は12件(前年比2件増)。6件は建物火災だった。死者はなく、負傷者は3人。救助出動件数は前年と同じ38件だった。
掲載紙面(PDF):
2023年2月11日号(2495号) 1面 (5,159,040byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
同課によると、コロナ陽性者の搬送件数は前年の20件から104件に増加。最も現場滞在が長かった事例では3時間26分を要し、市内では受け入れ先が見つからず、市外の医療機関へ搬送したという。
119番通報の着信から現場到着までに要した「現場到着時間」の平均は前年の8分30秒より30秒長い9分、通報着信から患者を医師に引き継ぐまでに要した「病院収容時間」の平均は前年の36分24秒より9分長い45分24秒となり、いずれも前年から延びた。コロナ陽性者の搬送に必要な防護服を隊員が着用する時間、重症化した患者を市外の医療機関に長距離搬送するケースが増えたことも影響したとみられる。
救急出動の総数は2293件(前年比338件増)、搬送人員は2069人(同213人増)で、いずれも過去最多を更新した。搬送人員が2000人を超えたのは初めて。赤穂署が保有する救急車3台とも出動したケースが92回(前年54回)あり、さらに119番通報が重なって上郡暑から救急車が向かった場合も「10回はあった」が、「今のところ救急搬送に支障は出ていない。必要な場合はためらわず119番通報を」と話している。
出動の理由別では「急病」が最も多く1416件。「一般負傷」371件、「交通事故」158件――と続いた。月別では7月と8月、11月と12月がいずれも200件を超え、コロナ感染拡大の第7波、第8波とピークが重なっている。
また、救急患者の収容先の内訳は、▽赤穂市民病院1106人(前年1076人)▽赤穂中央病院707人(609人)▽その他市内21人(20人)▽管外234人(151人)だった。
赤穂市内の火災件数は12件(前年比2件増)。6件は建物火災だった。死者はなく、負傷者は3人。救助出動件数は前年と同じ38件だった。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2023年2月11日号(2495号) 1面 (5,159,040byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 社会 ]
水田活用交付金めぐる不正受給疑惑 [ 社会 ] 2013年08月10日学生目線で赤穂のガイドブック [ 社会 ] 2013年07月31日いもち病が多発、県西部に注意報 [ 社会 ] 2013年07月30日【寄稿】大塚忠弘さんを偲んで [ 社会 ] 2013年07月27日〈圏域バス〉運賃収入7%弱も本格運行へ [ 社会 ] 2013年07月26日女性最高齢者、106歳で死去 [ 社会 ] 2013年07月26日台湾の大学生が赤穂でホームステイ [ 社会 ] 2013年07月23日「市民の夕べ」露店、暴対で市が直接受付 [ 社会 ] 2013年07月16日うちわ配って投票PR [ 社会 ] 2013年07月14日お年寄りら笑顔の交流会 [ 社会 ] 2013年07月10日市議のボーナス 50万円余分に支給 [ 社会 ] 2013年07月10日海保巡視艇で沿岸視察 [ 社会 ] 2013年07月09日海水浴場の安全と盛況を祈願 [ 社会 ] 2013年07月01日赤穂市が夏のボーナス支給 [ 社会 ] 2013年06月28日食品衛生協会の新会長に冨原氏 [ 社会 ] 2013年06月28日
コメントを書く