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相生有年道路 土地収用備え説明会

 2023年03月04日 
 拡幅整備が進む国道2号「相生有年道路」をめぐり、国土交通省近畿地方整備局姫路河川国道事務所は3月15日(水)、事業認定の申請に向けた事業説明会を東有年の有年公民館で開く。

 相生有年道路は国道2号の交通混雑の緩和や交通安全確保、沿道騒音の改善などを目的に1985年度に事業化され、相生市若狭野町の「入野交差点」から赤穂市東有年の「有年小学校南交差点」まで延長8・6キロを4車線化する計画。工事は相生側から進められ、昨年10月までに43%にあたる3・7キロ分の整備が済んだ。

 同事務所によると、事業認定申請を計画しているのは相生市若狭野町若狭野字下河原から赤穂市有年横尾字畑までの区間。同区間の整備に必要な用地の約95%を取得済み(今年2月末時点)で、約1900平方メートルが未取得という。残りの用地について、「引き続き話し合いの中で協力を求めていく方針」としているが、地権者が任意収用に応じないなど「話し合いでの用地取得が困難な場合に備えて、土地収用法活用に向けて準備を並行して進めている」という。

 土地収用法は、公共の目的のために定められた手続きによって私有財産を強制収容することが可能で、手続きを開始する前に説明会の開催を義務付けている。

 事業説明会は研修室で午後7時〜8時。当日受付で氏名、住所、連絡先を記入して参加できる。16日(木)には相生市立若狭野多目的研修センターで午後7時〜8時に開く。
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【関連記事】「相生有年道路」4車線区間1・5キロ延伸へ


掲載紙面(PDF):
2023年3月4日号(2498号) 3面 (11,792,389byte)
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