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《衆院選2024》兵庫12区は2前職2新人 計4氏が出馬
2024年10月15日
第50回衆議院選挙は15日公示。兵庫12区(赤穂市など4市4郡と姫路市の一部)は前職2人と新人2人の4人が立候補した。
立候補したのは届け出順に、▽維新前職の池畑浩太朗氏(50)▽自民前職の山口壮氏(70)=公明推薦▽共産新人で党地区委員の太田清幸氏(69)▽無所属新人で農業の山田敏良氏(69)。
各候補の赤穂市内での演説を取材した。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
前回衆院選で比例復活で初当選し、2期目を目指す池畑候補は、たつの市内で出陣式。午後にJR播州赤穂駅前で街頭演説を行った。「石破総理は予算委員会を開いて、きっちり予算編成して次の選挙に向かうべきだった」と今回の解散を批判。政治資金問題については「税金を支払わない人間が税金を決める政治家になっているというのは大きな問題ではないか」と問題視した。任期中の3年間を「農林水産委員会の委員として、地域の農業や教育についてしっかりと議論してきた」と自負した一方、「構造改革を進めてきたが、結局は数の力」と改革への壁の厚さに言及。「ぜひ、我々に力を貸してほしい」と支持を訴えた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
過去7回当選の山口候補は、相生市内に続いて赤穂市内でも出陣式。加里屋のいきつぎ広場に集まった支持者らを前に、「今日本がもう一回、反転攻勢をかけていかないといけない時だ」と声を上げた。「海外からの資本を受け入れることによって飛躍的に発展していく。経済成長によって賃金、所得が上がり消費が増える。結婚したいと思った人が結婚できるように経済を活性化することが少子化の解決につながる」などと経済活性化を軸にした政策理念をアピール。「政治とカネ」の問題には「クリーンにしっかりと入出金を報告しておけば、なんてことない話。透明化を進めて、みんなが納得できる形に持って行きたい」と述べた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
兵庫12区で19年ぶり4度目の挑戦となる太田候補はたつの市内で出陣式。午後に赤穂を巡り、尾崎で街頭演説した。今回の選挙を「政治を大きく変えるチャンス」と位置付け、「今の裏金問題を正していく。国民の皆さんが安心して暮らしていける政治にしていかなければならない」と政治の転換を訴えた。年金や介護の問題を指摘し、「若い人の過半数が非正規で働いている。大学の授業料も高い。国民の60%が『生活が苦しい』と答えている」と市民生活の課題を指摘。「自民や維新に政治を任せていくわけにはいかない。選挙区では『太田清幸』、比例区は『日本共産党』に投票を」と呼び掛けた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
(おことわり)
山田候補については赤穂市内での選挙活動予定が不明で、取材できませんでした。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
投票日は10月27日(日)。期日前投票は10月16日(水)から26日(土)まで赤穂市役所2階で午前8時半〜午後8時に受け付けるほか、次の日程と会場でも午前10時〜午後5時に実施する。
▽10月17日(木)=御崎公民館
▽18日(金)=坂越公民館
▽22日(火)=尾崎公民館
▽23日(水)=有年公民館
▽25日(金)=塩屋公民館
各候補者の主なプロフィール、学歴は次のとおり。かっこ内は過去の経歴。
▽池畑 浩太朗(いけはた・こうたろう)維新・前(1)
党国対副委員長、兵庫維新の会副代表(衆院農水委理事、兵庫県議、農業高実習助手)岡山県立農業大学校
▽山口 壮(やまぐち・つよし)自民・前(7)
党外交調査会副会長(環境相、内閣府特命担当相、外務副大臣、内閣府副大臣、外務省国際科学協力室長)東京大法
▽太田 清幸(おおた・きよゆき)共産・新
党兵庫12区国政委員長、党地区常任委員(党地区委員長、民青同盟地区委員長)、旧姫路工大工
▽山田 敏良(やまだ・としろう)無所属・新
農業(上郡町職員、小学校PTA会長、消防団分団長)、神戸学院大法
掲載紙面(PDF):
2024年10月19日号(2572号) 1面 (8,834,273byte)
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公示当日に赤穂市内で演説する=右から届け出順=池畑候補、山口候補、太田候補
立候補したのは届け出順に、▽維新前職の池畑浩太朗氏(50)▽自民前職の山口壮氏(70)=公明推薦▽共産新人で党地区委員の太田清幸氏(69)▽無所属新人で農業の山田敏良氏(69)。
各候補の赤穂市内での演説を取材した。
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前回衆院選で比例復活で初当選し、2期目を目指す池畑候補は、たつの市内で出陣式。午後にJR播州赤穂駅前で街頭演説を行った。「石破総理は予算委員会を開いて、きっちり予算編成して次の選挙に向かうべきだった」と今回の解散を批判。政治資金問題については「税金を支払わない人間が税金を決める政治家になっているというのは大きな問題ではないか」と問題視した。任期中の3年間を「農林水産委員会の委員として、地域の農業や教育についてしっかりと議論してきた」と自負した一方、「構造改革を進めてきたが、結局は数の力」と改革への壁の厚さに言及。「ぜひ、我々に力を貸してほしい」と支持を訴えた。
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過去7回当選の山口候補は、相生市内に続いて赤穂市内でも出陣式。加里屋のいきつぎ広場に集まった支持者らを前に、「今日本がもう一回、反転攻勢をかけていかないといけない時だ」と声を上げた。「海外からの資本を受け入れることによって飛躍的に発展していく。経済成長によって賃金、所得が上がり消費が増える。結婚したいと思った人が結婚できるように経済を活性化することが少子化の解決につながる」などと経済活性化を軸にした政策理念をアピール。「政治とカネ」の問題には「クリーンにしっかりと入出金を報告しておけば、なんてことない話。透明化を進めて、みんなが納得できる形に持って行きたい」と述べた。
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兵庫12区で19年ぶり4度目の挑戦となる太田候補はたつの市内で出陣式。午後に赤穂を巡り、尾崎で街頭演説した。今回の選挙を「政治を大きく変えるチャンス」と位置付け、「今の裏金問題を正していく。国民の皆さんが安心して暮らしていける政治にしていかなければならない」と政治の転換を訴えた。年金や介護の問題を指摘し、「若い人の過半数が非正規で働いている。大学の授業料も高い。国民の60%が『生活が苦しい』と答えている」と市民生活の課題を指摘。「自民や維新に政治を任せていくわけにはいかない。選挙区では『太田清幸』、比例区は『日本共産党』に投票を」と呼び掛けた。
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(おことわり)
山田候補については赤穂市内での選挙活動予定が不明で、取材できませんでした。
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投票日は10月27日(日)。期日前投票は10月16日(水)から26日(土)まで赤穂市役所2階で午前8時半〜午後8時に受け付けるほか、次の日程と会場でも午前10時〜午後5時に実施する。
▽10月17日(木)=御崎公民館
▽18日(金)=坂越公民館
▽22日(火)=尾崎公民館
▽23日(水)=有年公民館
▽25日(金)=塩屋公民館
各候補者の主なプロフィール、学歴は次のとおり。かっこ内は過去の経歴。
▽池畑 浩太朗(いけはた・こうたろう)維新・前(1)
党国対副委員長、兵庫維新の会副代表(衆院農水委理事、兵庫県議、農業高実習助手)岡山県立農業大学校
▽山口 壮(やまぐち・つよし)自民・前(7)
党外交調査会副会長(環境相、内閣府特命担当相、外務副大臣、内閣府副大臣、外務省国際科学協力室長)東京大法
▽太田 清幸(おおた・きよゆき)共産・新
党兵庫12区国政委員長、党地区常任委員(党地区委員長、民青同盟地区委員長)、旧姫路工大工
▽山田 敏良(やまだ・としろう)無所属・新
農業(上郡町職員、小学校PTA会長、消防団分団長)、神戸学院大法
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2024年10月19日号(2572号) 1面 (8,834,273byte)
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