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住民要請で通学路工事が中止

 2009年12月12日 
歩道設置工事をめぐり意見が分かれている用水路。左手前が昨年度に工事を終えた箇所
 赤穂市が昨年度から塩屋地区の通学路で行っている歩道設置工事をめぐって住民から「工事の白紙撤回」を求める声が上がり、半分以上の区間で「工事中止」になったことが市などへの取材でわかった。市土木課は「地元住民の理解が得られないと進めることはできない。理解を得られなかったことは残念」と話している。
 同課によると、工事を予定していたのは赤穂西中学校正門前から塩屋第3公園前までの間で断続的に合計約440メートル。登下校時の安全確保を目的に、道路沿いに流れる県管理の用水路にコンクリート板をかけて歩道とする工事を3カ年で行う計画だった。
 昨年度は対象区間の西端約25メートルを工事。今年度はさらに約260メートルの区間で予定していたが、10月下旬に一部周辺住民が計画の白紙撤回を求める要請書を市長あてに提出。市は11月上旬に反対住民の家屋に隣接する区間約130メートルを除いて施工する方針を決定した。また、来年度に予定していた区間については「予算要求を取り止める」という。
 「用水路の歩道化は以前から地元自治会(塩屋西、塩屋西北、塩屋東)の要望があって計画したもの」と前提を話す市に対し、反対住民は「今年3月の説明会で初めて知った。住民を無視している」と憤る。また、「もし工事すれば、用水路の断面積が小さくなり、大雨で水があふれやすくなるのでは」と不安を持つ人もある。
 「子どもの安全のためにも工事は必要」という自治会役員は「実際に車と子どもが衝突したこともある。万一の事故が起きてからでは遅い。あきらめずに説得したい」と話している。
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掲載紙面(PDF):
2009年12月12日(1874号) 3面 (10,225,262byte)
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[ 塩屋地区 ]  [ 社会 ]


コメント

子どもが小1の時、学校の帰り、道草しながら帰れる頃こことです。用水路にはまり流される子を同級生(小1)が手でひっぱり、近くで工事していた大人に知らせ大事に至らぬ経験をしました。当時、見守り隊もなく、子どもら(同級生)だけで下校していました。大変不安で恐ろしい思いでしたが、用水路にふたをすることはもちろん柵さえ、認めてくれませんでした。あれから10年過ぎ忘れていましたが、子の親として1年は待てません。今すぐに対策をしてほしいと思う気持ちは理解できます。

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投稿:用水路 2009年12月12日

この工事が中止になるのは子供を持つ親としては非常に残念です。
西中学校から東高山までの通学路は、幅が狭いのに車の通行が多く、
集団登校している子供たちが大変危険な目にあっています。

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投稿:子供を持つ親 2009年12月12日

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