植村直己さんに捧げるラン
2008年03月15日
植村直己さんに捧げる新種。クローンを作っておらず、「世界に一つだけの花」という
今年で24回目。園主の城下孝司さん(56)が原種を交配したオリジナル品種のみが並ぶ。
今年の注目は、城下さんが尊敬する冒険家・植村直己さんをイメージして作った「an adventuer NAOMI」。7年かけて育て上げた逸品で、「物静かで派手さはないが、人をひきつける魅力、芯の強さを漂わせる雰囲気があり、まさに植村さんのイメージにぴったり」と命名した。
25歳のとき明石でラン栽培を始め、昭和57年に現在の場所に移転した城下さん。当時は何度足を運んでも業者が株分けしてくれず、途方に暮れた。そんな折、大学の先輩に当たる植村さんがマッキンリーで消息を絶った悲報を聞き、「植村さんのように誰もやらないことをやってやろう」と難度の高い原種交配への挑戦が始まった。
「植村さんの名前を冠したランを作ることを目標の一つにがんばってきた」と城下さん。なかなか意中の新種は誕生しなかったが、7年前に種を仕込んだ中の一つに発芽直後から「ずば抜けた生命力」を感じさせる種があった。昨年に初花を見たとき、予感は確信に。ラン作りを始めて通算350組目の交配種だった。
9日には豊岡市の「植村直己冒険館」の吉谷義奉館長に花を見てもらい、展示会後に2週間ほど同館でお披露目することになった。
城下さんは「このランを植村さんに捧げたい。これからもチャレンジ精神を忘れず、精進するつもり」と決意を新たにしている。
ラン展は今年初めて開花した新作30鉢を含む約50鉢を展示。3月23日(日)まで。午前10時〜午後5時。入場無料。販売も行う。問合せはTel54・0519。
<前の記事 |
関連サイト:
■城下農園
掲載紙面(PDF):
2008年3月15日(1785号) 4面 (10,930,261byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 社会 ]
赤穂中央病院に聞く コロナ診療の状況〜後編 [ 社会 ] 2021年03月20日連合兵庫西部 井上昭彦副議長に県自治賞 [ 社会 ] 2021年03月19日《浄水施設担当課長汚職》管理責任で給与一部減額 [ 社会 ] 2021年03月18日《浄水施設担当課長汚職》元市課長を詐欺罪で追起訴 医療従事者接種 市民病院でもスタート [ 社会 ] 2021年03月16日赤穂市内の新規感染 直近約1か月は5人 [ 社会 ] 2021年03月16日《西有年産廃》「名義貸しではない」事業者側が否定 [ 社会 ] 2021年03月15日《市議選2021》ポスター掲示場の設置進む [ 社会 ] 2021年03月15日赤穂中央病院に聞く コロナ診療の状況〜前編 [ 社会 ] 2021年03月13日尾上慶昌教育長の再任を同意 [ 社会 ] 2021年03月12日4月1日から押印見直しへ [ 社会 ] 2021年03月09日社会意識アンケート 返信を呼び掛け [ 社会 ] 2021年03月08日《浄水施設担当課長汚職》元市課長らの初公判決まる 春の義士祭 コロナ禍で今年も中止 赤穂高校 第1志望の入試倍率0・84倍 [ 社会 ] 2021年03月04日
コメントを書く