震災で学んだ三つの“命”
2010年01月19日
震災の体験を生徒たちに語りかける岡本武利さん
震災当時、岡本さんは長田区にある市立御蔵小の校長。校区内の半分近くを焼失する惨事で児童1人が犠牲となり、校舎は地域住民約1700人の避難所となった。現在はNPO「神戸の絆2005」のメンバーとして各地で震災体験を語り継いでいる。
講演で、岡本さんは自身が責任者を務めた避難所の記録映像を上映。紙芝居で下級生の面倒を見る高学年児童や避難所を清掃する子どもたちの姿を紹介し、「こうした子どもたちの姿が避難生活に疲れ果てた大人たちに“がんばろう”という気持ちを与えた」と当時を振り返った。
「自分を守り相手を助ける“生命”、自分にも何かできる“使命”、何事にも一生懸命取り組む“懸命”の“三つの命”を学んだ」と岡本さん。地域とのつながりと協力の大切さを生徒たちに伝えた。
話を聞いた生徒のほとんどは震災後に生まれた世代。3年の千崎大輔君(15)は「実際に被災者になったら、他人に任せ切りにせず、自分にできることを考えて行動したい」と感想を話した。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2010年1月30日(1880号) 3面 (8,271,771byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
火災のない一年祈って出初式 [ 社会 ] 2012年01月15日
救急出動件数が過去最多 [ 社会 ] 2012年01月14日関西福祉大生のゼミ研究報告会 15日に市消防出初式 [ 社会 ] 2012年01月11日1月10日は「110番の日」 [ 社会 ] 2012年01月10日
社会の一翼へ、成人祝賀式 [ 社会 ] 2012年01月08日
「動いて伸びる年に」新年交礼会 津波浸水エリアに避難所ー県想定 [ 社会 ] 2011年12月28日
第2分団に新ポンプ車 [ 社会 ] 2011年12月26日
今年も善意の“タイガーマスク” [ 社会 ] 2011年12月23日
JC新理事長に山本昌紀氏 [ 社会 ] 2011年12月23日
年末特別警戒中の署員を激励 [ 社会 ] 2011年12月21日
光都LCがボールプール寄贈 [ 社会 ] 2011年12月19日
官学協働で防災意識アンケート [ 社会 ] 2011年12月17日赤穂市が冬のボーナス支給 [ 社会 ] 2011年12月14日
コメントを書く