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星見えずともロマン広がった天文台見学

 2010年03月23日 
天文台の施設を見学する子どもたち=赤穂LC提供
 国内最大口径の望遠鏡「なゆた」を誇る佐用町西河内の県立西はりま天文台で小学5、6年生を対象にした見学会があり、赤穂から27人が参加した。
 子どもたちの宇宙への興味を広げようと、赤穂ライオンズクラブ(LC・平治孝允会長)が主催。「宇宙NOW−宇宙人はいるか?」と題し、鳴沢真也・主任研究員(44)と赤穂から同行したアマチュア天文家の川西浩陽さん(51)=加里屋=が星座や銀河について講演した。
 同天文台は昨年11月に日本各地の天文台が協力実施した地球外知的生命探査(SETI)の総合本部。その中心人物だった鳴沢さんが話す宇宙探査の歴史や最新情報に子どもたちは夢中で聴き入った。
 この日はあいにくの曇り空。「少しでもチャンスがあれば」とドームを開いてスタンバイしていたが、ついに星を見ることはできなかった。参加者は「なゆたはすごく大きかった。今度は晴れの日に行って星を見てみたい」などと宇宙へのロマンを広げて帰途に着いた。
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掲載紙面(PDF):
2010年3月27日(1889号) 4面 (8,479,410byte)
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