アマモ繁殖へ種子採取
2010年06月12日
腰まで水につかって種子を探す子どもたち
アマモは小魚のすみかや産卵場所になることから“海のゆりかご”と呼ばれる。同校は平成18年から3年生の環境学習としてアマモの育苗に取り組み、その翌年からは種子の採取にも参加している。
採取地の海辺は県内有数の藻場。水着に着替えて海へ入った児童たちは水にたなびくアマモを手で選り分けながら、種をはらんだ穂を探した。
種子を持つ穂は100本に1本あるかないか。種付きアマモを見つけると、「あったでー」と宝探しのように喜んだ。藤本朱音(あかね)ちゃん(8)は「種の入った穂はつぶつぶで、黄緑色をしていたので見つけやすかった」と10本以上集めてにっこり。約30分の作業で推定約6000粒を採取した。
集めた種子は10月ごろから児童たちが人工海水を入れたペットボトルで発芽させる予定。それまでは西宮市のNPO「アマモ種子バンク」が冷蔵保管する。
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掲載紙面(PDF):
2010年06月19日(1900号) 3面 (8,233,057byte)
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