“海の宝石”を観光資源に
2010年07月10日
新たな赤穂の観光資源として期待されるウミホタル
ウミホタルは体長2〜3ミリ。透明な殻に包まれた体内から出る発光物質が海水と反応すると青く光る。もともと日本沿岸に幅広く生息し、水温が高い夏場になると活発に活動する。
海辺の魅力創出に取り組んでいる「西播磨なぎさ回廊づくり連絡会」は昨年6月、たつの市以西の海沿いでウミホタルの生息調査を実施。新舞子浜、赤穂御崎などで確認され、8月に室津であった観賞クルージングには親子連れ約50人が参加した。
同連絡会メンバーで、ウミホタルの美しさに感動した加里屋の会社員、川上正澄さん(64)は「赤穂でもPRして観光活性化に役立てるべき」と関係先に呼びかけ。比較的安全に効率よく観賞できる場所や方法を一年かけて検討し、赤穂での観察会を企画した。
見学ツアーを8月中に2回催行する赤穂観光協会の山野隆行事務局長は「家族揃って楽しめる夜の催しは貴重」と宿泊客向けのアトラクションとして期待。川上さんは「海からの贈り物。特に子どもたちに見てほしい」と話している。
各イベントの実施日時は次のとおり。場所はいずれも加里屋の赤穂港東岸。
▽海ホタルウオッチング観察会(主催・西播磨なぎさ回廊づくり連絡会)=7月31日(土)午後7時半。小学生(保護者同伴)を対象に先着50人。参加費200円(保険代)。Tel090・1715・1351(川上)
▽海ホタル見学ナイトツアー(主催・赤穂観光協会)=8月3日(火)・9日(月)午後8時半。Tel42・2602。
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掲載紙面(PDF):
2010年7月10日(1903号) 1面 (10,234,078byte)
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