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書道交流団で4日から訪中

 2010年07月31日 
「成田山全国競書大会」で特別賞に輝き、書道交流団メンバーとして訪中する平岡亜砂美さん
 尾崎の平岡亜砂美さん(13)=赤穂東中2年=が「日中友好少年少女書道交流団」の一員として8月4日から北京を訪れる。書道公募展「成田山全国競書大会」の特別賞入賞者だけに与えられる栄誉で、赤穂からは3人目。漢字文化の祖国で書道を通じた国際親善を図る。
 26回目を迎えた公募展には全国の小中高生から約13万4700点の作品が寄せられた。平岡さんは、書道教室で指導を受ける堀川寳文さん(61)から「ここ数年、大地震に見舞われている中国を応援する言葉を書いてみては」と勧められ、「震災復興」の4文字を揮毫して応募。力強い線質が生き生きと躍動する作品が「駐日中国大使賞」に輝き、交流団16人の一人に選ばれた。
 4泊5日の行程で、メーン行事は現地の子どもたちと互いの作品を交換する書道交流会。両国の政府関係者や報道機関が囲む緊張感の中、中国の慣習にならって高机に向かって立ったまま書くのが通例で、平岡さんも本番に向けてテーブルの上に紙を置いて書く練習を続けている。
 交流会で書く言葉は「筆硯得佳友」に決めた。「緊張せずに集中して、いつも通りに筆を動かしたい」と平岡さん。海外旅行も飛行機に乗るのも初めてで、「万里の長城を見るのが楽しみ」と中学生らしい笑顔を見せた。
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掲載紙面(PDF):
2010年7月31日(1905号) 1面 (9,616,919byte)
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