地域伝統文化功労者に御崎の阪口さん
2011年03月03日
教え子に囲まれて「地域伝統文化功労者」の表彰状を受け取った阪口キリヱさん
同表彰は公益財団法人「伝統文化活性化国民協会」が実施。地域文化振興に貢献した個人、団体に贈られ、今年度は10個人13団体が選ばれた。赤穂からの受賞は初めて。
阪口さんは11歳から織子として緞通製作に関わった。大量消費時代の波で次々と緞通場が廃業していく中、市内唯一の織子となってもかたくなに織り方を守り続けた。63歳で市選定保存技術保持者に認定。平成3年からは市主催講習会の講師として後進の指導に尽力し、これまでに24人の弟子を育てた。
伝達式で室井久和・市教育長から表彰状を受け取った阪口さん。お祝いに駆けつけた大勢の教え子たちから花束を手渡されると、「一人になったときは、とてもさびしい思いをしたけれど、緞通を続けて本当によかった」と目頭を押さえた。
「赤穂緞通が永遠に残ってくれれば本望です」と郷土工芸の末永い発展を願っていた。
<前の記事 |
関連サイト:
【関連記事】旧坂越浦会所で赤穂緞通企画展
掲載紙面(PDF):
2011年3月5日(1935号) 1面 (11,161,843byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
市長賞受賞の絵画を寄贈 [ 文化・歴史 ] 2016年12月31日東備西播3市町の文化財ツアー 小堀遠州の水琴窟を再現 [ 文化・歴史 ] 2016年12月10日「今の自分」言葉で刻む [ 文化・歴史 ] 2016年12月10日力作820点 義士祭学童書道展 義士関連資料を歴博へ寄贈 [ 文化・歴史 ] 2016年12月08日名優勢揃い 忠臣蔵の役者絵展 [ 文化・歴史 ] 2016年12月07日伝統話芸のおもしろさ体験 [ 文化・歴史 ] 2016年12月05日二之丸庭園 13日から部分公開 [ 文化・歴史 ] 2016年12月03日赤穂富士習字作品展の入賞者 [ 文化・歴史 ] 2016年11月30日クラシックピアノの全国コンクールへ 秦氏ゆかりの史跡を探訪 [ 文化・歴史 ] 2016年11月27日最後の忠臣蔵検定104人挑戦 [ 文化・歴史 ] 2016年11月27日自筆の著書や手紙も「山鹿素行」展 [ 文化・歴史 ] 2016年11月26日昭和の西播磨 写真集刊行
コメントを書く