楽器体験で世界巡り
2011年06月13日
世界各地の楽器に触れた音楽体験授業
講師として招かれたのは、3年前まで音楽教諭として小学校に勤務していた姫路市の大原啓司さん(63)。「音楽教育が西洋音楽に偏っている中、それぞれの地域にさまざまな楽器や音楽が存在することを知らせたい」と30年以上前から国内外の楽器を収集し、授業で披露してきた。定年後も依頼に応じて全国各地の学校を訪問している。
この日はインドネシアの地方楽器「ジェゴグ」、アフガニスタンの弦楽器「ラバーブ」など約200点を体育館に並べ、大原さんが名称や音色を紹介。鼻で吹く笛や一本を2人で同時演奏できる笛などが子どもたちの興味をひいた。
自由に楽器に触れる時間も設けられ、児童らは次々と楽器を手にして音色を確かめた。ガーナ北部の木琴「コギリ」を鳴らしてみた6年の志賀彩花(あやか)さん(11)は「学校にある木琴とは形も音も違う。楽器が伝わるうちにこんなに変化していくんだなと感じました」と話していた。
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掲載紙面(PDF):
2011年6月18日(1948号) 3面 (8,008,029byte)
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