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貴重な教訓得た防犯訓練

 2011年07月07日 
緊迫した雰囲気の中行われた防犯訓練
 銀行強盗を想定した防犯訓練が7日、加里屋の中国銀行赤穂支店であり、行員約20人が赤穂署と合同で不測の事態への対処方法を確認した。
 訓練は、「凶器を持った男2人が支店に乱入し、現金を奪って逃走する」との想定で行われた。ナイフを抜いた男がホールにいた男性行員を人質に取り、拳銃を持ったもう一人が「撃つぞ、手を挙げんかい」などと脅迫。用意した紙袋に現金を入れさせて逃亡する犯人の車に行員らがカラーボールを投げつけた。
 訓練とはいえ、大声でわめく犯人役の怒声で店内は緊迫した雰囲気になった。緊急通報装置を作動させる役割だった20代男性行員は「犯人に目を奪われ、ボタンを押すことができなかった。自分にとって貴重な経験になった」と教訓を得た様子。桜井茂樹支店長(49)は「できたこと、できなかったことを分析し、今後に活かしたい」と話していた。
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掲載紙面(PDF):
2011年7月9日(1951号) 3面 (7,300,822byte)
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