赤穂城本丸庭園にホタル出現
2008年05月29日
ホタルの出現で新たな観光資源への盛り上がりが期待される赤穂城本丸庭園
ホタルが見つかったのは5月26日夜。市教委職員が池泉の上を飛ぶ小さな黄緑色の光体を4つ確認した。
市教委によると、発掘整備した本丸、二之丸の両庭園では池泉にホタル幼生のエサになるカワニナが生息。昨年5月、「ホタルの繁殖が可能では」と提案した市民有志が11月と今年2月の2回にわけてヘイケボタルの幼生40匹を放流し、経過を見守っていた。
本丸庭園の池泉は日中、電動ポンプで水を循環。水に淀みがないことがホタルの生息環境に適合し、放流した幼生の一部が羽化したものとみられる。
同庭園は本丸御殿の間取りを再現した段差が至るところにあり、安全上の理由から午後5時に閉門している。市教委は個体保護の観点からも今年は公開を見合わせ、「来年度までにホタルの光を損なわない照明の方法を考えたい」と1年後の夜間開放に前向きだ。
城とホタルの組み合わせとしては、金沢の兼六園、姫路城の好古園などがあり、毎年5月にホタル観賞会を開催。日本庭園をおごそかに舞うホタルを目当てに多くの観光客が訪れている。
赤穂観光協会の松田広之事務局長は「もし、一般公開が実現すれば、宿泊と観賞会をセットにした旅行企画など観光客誘致の可能性が広がる」とホタルの出現を歓迎している。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2008年5月31日(1797号) 1面 (8,766,122byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
イケメン俳優と忠臣蔵ツアー [ 社会 ] 2011年11月23日LCが学習支援教材を寄贈 県境付近の強盗想定、備前署と合同訓練 [ 社会 ] 2011年11月21日プロから学ぶ愛車点検 [ 社会 ] 2011年11月20日津波避難訓練に360人参加 [ 社会 ] 2011年11月20日不戦を願い元徴用船員が手記 [ 社会 ] 2011年11月19日看護師ランナー、発作男性を救命 [ 社会 ] 2011年11月19日尾崎の冨原さんに厚労大臣表彰 [ 社会 ] 2011年11月19日間もなく完成「義士あんどん」 [ 社会 ] 2011年11月19日グーグル題字の近畿代表に お茶屋さんが作った「抹茶塩」 [ 商業・経済 ] 2011年11月10日「義士と温泉のまち」を中国でPR [ 商業・経済 ] 2011年11月09日市消防がタンクローリー査察 [ 社会 ] 2011年11月07日「早く大漁にー」祈る園児らソーラン節 塩屋の木村音彦さんに瑞宝単光章 [ 社会 ] 2011年11月03日
コメントを書く