近代版画の魅力一堂に
2013年01月19日
たでのはな美術館で開催中の「生誕110年 棟方志功 仲間たち」展
稀少な作品を含め、それぞれの作家の個性が光る計50点。近代版画の魅力を一堂に鑑賞できる絶好の機会となっている。
棟方志功(1903―75)は青森県生まれ。洋画を描いていたが、25歳のころ同郷の下澤木鉢郎に連れられて平塚運一を訪ねたのをきっかけに版画の世界へ入った。「民芸運動」で知られる柳宗悦、河井寛次郎らの影響を受けつつ独特の作風を築き、自身の創作分野を「板画」と称した。戦後は海外のコンクールでも受賞して世界的な評価を確立。45年に文化勲章を受章した。
企画展では志功の作品15点をはじめ平塚、下澤、河合ら計13人の作品を展示。最初の弟子となった笹島喜平の拓刷り木版「風神」、志功の勧めで版画を始めた姫路出身の長谷川富三郎の「しだれ桜」、色調が美しい芹沢〓介(〓は金に圭)の型絵染など。
3月24日(日)まで午前10時〜午後4時。水曜休館。入館料200円(小学生以下無料)。TEL090・3496・4282。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2013年1月19日(2023号) 1面 (6,850,803byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
伝統話芸のおもしろさ体験 [ 文化・歴史 ] 2016年12月05日二之丸庭園 13日から部分公開 [ 文化・歴史 ] 2016年12月03日赤穂富士習字作品展の入賞者 [ 文化・歴史 ] 2016年11月30日クラシックピアノの全国コンクールへ 秦氏ゆかりの史跡を探訪 [ 文化・歴史 ] 2016年11月27日最後の忠臣蔵検定104人挑戦 [ 文化・歴史 ] 2016年11月27日自筆の著書や手紙も「山鹿素行」展 [ 文化・歴史 ] 2016年11月26日昭和の西播磨 写真集刊行 三木家文書公開 討ち入りの記述も [ 文化・歴史 ] 2016年11月25日県史跡の墓所 イノシシ被害 [ 文化・歴史 ] 2016年11月23日「祭」テーマに吹奏楽の演奏会 “赤穂富士”テーマに習字コンクール展 尺八と琴の演奏発表会 赤穂美術協会が18日から小品展 [ 文化・歴史 ] 2016年11月18日「子ども義士物語」上演へ稽古真剣
コメントを書く