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五輪選手育てたコーチが泳ぎ指南

 2013年01月23日 
オリンピック選手も育てたコーチを招いて開かれた特別レッスン
 数々の教え子をオリンピックに送り込んだ指導者による水泳の特別レッスンが23日、加里屋の赤穂市民総合体育館プールであり、泳力向上を目指すスイマーたちが受講した。
 コーチとして招かれたのは、バルセロナから北京まで5大会連続で五輪選手を輩出した実績を持つ田村栄子氏(52)=コナミスポーツ&ライフ=。女性で初めて競泳日本代表コーチを務めた。
 この日は昼の大人向けクラスに続き、午後5時から小学生対象のスイムトレーニングを開講。選手コースなどに所属する2年生から6年生まで12人が参加し、泳ぎの基本となるクロールを重点に1時間のレッスンを受けた。
 田村コーチは早く泳ぐポイントとして、▽腕をお腹の下に持ってくるように動かす▽キックを止めない▽頭を下げない―の3点を身振りを交えて繰り返し指導。子どもたちは説明を聞き漏らさないように真剣な表情で耳を傾けた。
 尾崎の小学5年、久田雄太君(11)は「ちょっと泳いだだけで自分のくせを見抜かれた。教わったことを忘れずに練習したい」。フォームの美しさをほめられた南野中の小学3年、清水文太君(9)は「もっと頑張って泳ごうという気持ちになりました」とうれしそうだった。
 「速く泳げるようになるには、“美しい泳ぎ”を意識すること」と田村コーチ。「みんないくらでも伸びる余地がある。素直な心で練習に励んで」とエールを送っていた。
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掲載紙面(PDF):
2013年1月26日(2024号) 4面 (8,597,516byte)
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