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本はきらいですか…
2013年05月18日
『本なんてだいきらい』 ○文/リタ・マーシャル ○絵/エティエンヌ・ドレセール ○訳/うみひかる ○西村書店
一冊の本を読みはじめた時、あまりおもしろくなくてやめようか、と思っているままに本の中にいる悪魔の力にひっぱりこまれ、気がつけば朝だった…。そんな体験を何度もしました。
私と同じような体験が一冊の絵本となりました。
本を読むのがだいきらいなヴィック少年。最初はしぶしぶ机にむかって本を開いていました。しかし、その後は、好きなテレビも忘れて、物語が終ることがいやになるぐらい本に熱中しました。
やはり、本には悪魔が住んでいるのです。この悪魔にとりつかれることはそう多くありません。
本の悪魔は、年とともにその力を弱めていくように思われてなりません。
小学校時代のあの感動は、今は味わえません。
本はきらいでけっこうです。まず手に持ってページをめくってください。すばらしいファンタジーがひらけますよ! そのことを教えてくれる絵本です。
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『本なんてだいきらい』○文/リタ・マーシャル○絵/エティエンヌ・ドレセール○訳/うみひかる○西村書店
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掲載紙面(PDF):
2013年5月18日(2038号) 3面 (7,860,354byte)
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