坂越湾に浮かぶ生島を６年生が泳いで往復する坂越小学校（小山寛校長）の「海洋訓練」が２１日にあり、児童３８人が泳ぎ切った。
　明治時代に「海上運動会」として始まった歴史を持つ同校の伝統行事。保護者やＯＢなど約５０人が伴泳として参加した。
　泳力別に４つのグループを編成した児童たちは、「よーいこーら、どってんこーら」と声を掛け合いながら平泳ぎで約４００メートル沖の生島へ。保護者が用意したあめ湯で元気をつけ、全員が無事にゴールした。
　６月から学校プールで練習し、３日前からは約１時間続けて泳ぐ強化練習をクリアして本番に挑んだ児童たち。高砂有希奈さん（１２）は「ときどきあきらめそうになったけれど、泳ぎ切れてよかった」。４年生のときに神戸へ転校し、この日特別に参加した井上大輔君（１１）＝唐櫃小６年＝も完泳。久しぶりに再会した友達と喜び合っていた。

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掲載紙面（PDF）：
2013年7月27日(2047号) 4面 (9,071,343byte)
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