「守る会」が産廃反対の署名運動
2013年11月08日
赤穂市西部の採石場跡で「兵庫奥栄建設」(神戸市灘区)が進める産業廃棄物最終処分場の設置計画をストップしようと、市民団体「赤穂の環境を守る会」が4日発足。計画を認可しないように県知事へ求める署名運動を開始した。
同日には、中広の市文化会館で同会の発起人らが学習会を開催。廃棄物処理に詳しい八尋信英氏(千葉工業大工学部助教)を招き、約120人が話を聞いた。
八尋氏は他の産廃処分場で発生した有毒ガスによる死亡事故、遮水シートの破損といったトラブル事例を挙げて危険性を説明。兵庫奥栄建設の事業計画書について、地下水観測や廃棄物搬入の点などで問題がある可能性を指摘し、「ずさんな計画」と批判した。また、事業者が開いた住民説明会については「業者が条例に基づいて形式的に行っただけで、住民が納得のいく説明をした訳ではない」とした。
同会は当初、団体名を「赤穂・西部地域の環境を守る会」としていたが、「この問題は西部地域だけではなく、赤穂市全体の問題」との考えで、名称を改めて発足した。4日時点で50人を超える入会があり、世話人の川西康行さん(65)=鷏和=は「予想を超える参加があり心強い。行政や議会、自治会へも連携を申し入れたい」としている。
同会は入会無料。運営費は寄付、かんぱでまかなう。入会の問い合わせはTEL090・6235・7358(川西さん)。
関連サイト:
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掲載紙面(PDF):
2013年11月16日第1部(2061号) 1面 (13,210,052byte)
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同日には、中広の市文化会館で同会の発起人らが学習会を開催。廃棄物処理に詳しい八尋信英氏(千葉工業大工学部助教)を招き、約120人が話を聞いた。
八尋氏は他の産廃処分場で発生した有毒ガスによる死亡事故、遮水シートの破損といったトラブル事例を挙げて危険性を説明。兵庫奥栄建設の事業計画書について、地下水観測や廃棄物搬入の点などで問題がある可能性を指摘し、「ずさんな計画」と批判した。また、事業者が開いた住民説明会については「業者が条例に基づいて形式的に行っただけで、住民が納得のいく説明をした訳ではない」とした。
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