近代京版画の巨匠「徳力富吉郎」展
2014年05月02日
京版画の巨匠、徳力富吉郎の作品を集めた版画展
徳力富吉郎(1902−2000)は西本願寺の絵所を代々預かる家系の12代目。色板を何十枚も刷り重ねる技法で生み出す作品は繊細で立体感があり、「徳力版画」と呼ばれて人気を集めた。
本展では、代表的シリーズ作「京の四季十二景」の全作品をはじめ、「花菖蒲」「姫路城」など40点を展示。細やかな花びらや雪の粒、濃淡のある空などに特徴がうかがえる。「播州赤穂 大石良雄旧宅」は全国の有名史跡を描いたうちの一枚で、建物修復前の波打った屋根や天秤棒を担いだ人物をのどかに表現している。
佐野館主は「色使いが美しく、大衆に愛された作品の数々を楽しんで」と鑑賞を呼びかけている。
5月31日(土)まで午前10時〜午後4時。水曜休館。入館料200円(小学生以下無料)。TEL090・3496・4282。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2014年5月3日(2086号) 3面 (8,455,327byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
美術工芸作家ら多彩にグループ展 [ 文化・歴史 ] 2014年06月17日緞通図面の裏打紙に帳簿資料 [ 文化・歴史 ] 2014年06月14日絵画と写真のダブル個展 [ 文化・歴史 ] 2014年06月14日プロ演奏を気軽に楽しめるコンサート 子ども茶道教室、小中学生を募集 児童合唱団に「草の根国際功労賞」 [ 文化・歴史 ] 2014年06月11日7団体が出演、ブラスの祭典 加里屋川のネイチャー写真展 [ 文化・歴史 ] 2014年06月08日写真や絵画など仲間6人展 [ 文化・歴史 ] 2014年06月04日懐かしのアニメ主題歌など男声合唱 ル・ポン音楽祭、10月13日開幕 国重文弊殿で獅子舞奉納へ [ 文化・歴史 ] 2014年05月31日国芳の忠臣蔵錦絵50枚揃い寄贈 チャイコフスキー国際の優勝者が演奏会 アートマイルがユネスコ奨励事業に
コメントを書く