国際会議でアートマイルを発信
2014年11月26日
国際会議でプレゼンテーションする塩飽隆子代表=JAM提供
JAMは、日本の子どもたちが情報通信技術を活用して海外のパートナー校と共通テーマで学び合い、その学習成果として一枚の大型壁画(縦1・5メートル、横3・6メートル)を共同制作する国際協働学習プログラムを支援するNGO。大町の英語講師、塩飽隆子さん(58)が代表を務め、自宅を事務局として活動している。
岡山市北区の岡山大学で8日にあった「ユネスコスクール世界大会」では、現在プロジェクト進行中の2組4校と会場の計5地点を結ぶネット会議をメーン会場で実施。交流を通して心に残ったことやパートナー国の印象を英語で語る日本とタイ、フィリピンの児童生徒たちの発表に国内外の教育関係者約900人が聞き入った。
10日から12日まで150の国と地域から閣僚級を含む参加者が名古屋国際会議場に集まった「ESDユネスコ世界会議」では併催セミナーのパネルディスカッションに塩飽代表が登壇。文部科学省参与の鈴木寛氏らとともにパネリストを務め、プロジェクトの有用性について活発な議論を展開した。
塩飽さんが夫で元市職員の康正さん(65)とともに活動を始めてから来年で10年。これまでに57カ国862校の2万8822人が参加し、プロジェクトはユネスコの奨励プログラムになった。国際会議の参加を経て、今後は海外の国同士のマッチングにも幅が広がる見込みで、塩飽さん夫妻は「赤穂の子どもたちにも世界とつながる楽しさを知ってほしい」と話している。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2014年11月29日(2113号) 1面 (13,312,790byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
第47回義士祭奉賛学童書道展の入賞者 中世寺院跡をゆかりの門徒ら整備 礎石も発見 [ 文化・歴史 ] 2017年12月12日市美展無鑑査の橋本正史さん「麗しき西播磨」展 [ 文化・歴史 ] 2017年12月12日子どもたちが忠臣蔵寸劇を熱演 愛好者らが熱戦 忠臣蔵囲碁大会 [ 文化・歴史 ] 2017年12月03日赤穂美術協会が3日まで小品展 [ 文化・歴史 ] 2017年12月01日国境標石、高瀬舟船着き場跡など探訪 [ 文化・歴史 ] 2017年11月27日『市史史料集』第4集を刊行 [ 文化・歴史 ] 2017年11月20日ハーモニー弦楽器教室が開講式 「もう一つの忠臣蔵」歴博で特別展 [ 文化・歴史 ] 2017年11月18日藩校「博文館」の遺構発掘 18日に現地説明 [ 文化・歴史 ] 2017年11月11日国境石探訪ツアー参加者募集 国名勝「田淵庭園」3年ぶり公開へ [ 文化・歴史 ] 2017年11月11日兵庫ゆかりの名僧墨跡30点 [ 文化・歴史 ] 2017年11月10日川柳赤穂吟社 創立5周年大会 [ 文化・歴史 ] 2017年11月06日
コメントを書く