2015年05月23日
住民らが歩き初めで拡幅を祝った「尾崎ふれあいロード」
尾崎地区の住宅密集地で進められていた市道の拡幅整備が竣工し、23日に完成記念イベントが行われた。住民から公募した道路の愛称は尾崎小6年の亀井翼君(11)が考えた「尾崎ふれあいロード」に決定。住民約650人がセレモニーに集まり、テープカットや歩き初めで祝った。
「阪神大震災を教訓に災害に強いまちを目指そう」と平成11年度から約12億6000万円をかけて整備。赤穂八幡宮前と高須児童遊園の間の延長555メートルについて、従来は約2〜3メートルしかなかった道幅を9メートル(うち片側歩道3メートル)に広げ、消防車や救急車の通行が可能になった。
また、道路の拡幅に伴い、テントを張れば救護室になる東屋、かまどを内蔵したベンチ、断水時でも使えるマンホールトイレを高須児童遊園に整備。一連の取り組みを進めた住民組織「尾崎のまちを考える会」(目木敏明会長)に昨年度、「兵庫県人間サイズのまちづくり賞」の知事賞が贈られた。
初代会長を務めた萬代新一郎さん(72)=尾崎地区連合自治会長=は「住民アンケートや説明会を実施して15年以上かけて完成した道。住民の安心につながってほしい」と話していた。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2015年5月30日(2137号)3面 (10,503,669byte)
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