2015年05月23日
関西福祉大学が主催した第1回地域連携フォーラム
「福祉」「教育」「看護」の視点からまちづくりを考える「第1回地域連携フォーラム」が23日、新田の関西福祉大学であり、医療や教育の関係者、市民など約400人が参加。基調講演と分科会で考えを深めた。
地域を支える関係団体と住民の連携を進めようと、同大学が東備西播定住自立圏形成推進事業として主催した。あいさつで加藤明学長は「グローバル化が進んでも、まずは地域の魅力があってこそ」とコミュニティ力の重要性を強調。明石元秀市長は「少子高齢化や介護、子育てなどの課題を解決するヒントを得られれば」と期待を話した。
全国約250カ所で地域活性化に関わっているコミュニティデザイナーの山崎亮氏(41)が「地域の力をつなぐ」と題して基調講演した。香川県観音寺市の商店街活性化、北海道沼田町の再開発など、地域の人材や隠れた魅力の発掘がまちおこしにつながった実例を紹介。「人と人をつなぐのはシステムではなく、『感動』です。それは楽しいか、それは美しいか、という点を意識して取り組んで」と呼び掛けた。
分科会は同大学の学部構成に合わせて3会場で開かれ、「教育を核としたコミュニケーションづくり」「みんなで考える在宅医療」といったテーマで意見を交わした。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2015年5月30日(2137号)4面 (10,503,669byte)
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