2015年06月02日
赤穂市内で7施設目となる認可保育園の来春開設へ向け、民間団体が手続きを進めていることが2日わかった。私立の認可保育園が開設されれば市内では初めて。子育て支援環境の充実につながると期待されている。
設置主体は平成16年から中広で保育施設を運営している「あおぞら保育園」(中川多栄子園長)。国の基準を満たす認可保育園への移行を目指して社会福祉法人「赤穂あおぞら会」(仮称)の設立認可を市に申請中だ。
事業概要によると、施設名は「城西あおぞら保育園」(仮称)で、市営千鳥団地の東側にある敷地約720平方メートルに木造2階建て園舎を移転新築する。定員は現在の30人から75人に増員予定。建設予定費は約1億4591万円で、半分を国、4分の1を市の補助金でまかなう。
市こども育成課によると、市内に現在ある認可保育所6園の定員合計345人に対し、28年度の利用見込み人数は420人。城西あおぞら保育園が開設すれば、定員不足をカバーできる計算になる。市は補助の必要額を計上した本年度一般会計補正予算案を8日開会の第2回定例会に提案する。
「入所希望の多い市南部に立地することも需要に合っている」と同課の山本伊津子課長。手続きが順調に進めば今夏にも建設着工できるとみられ、中川園長は「利用者のみなさんのニーズに応えられる保育園を目指したい」と話している。
掲載紙面(PDF):
2015年6月6日(2138号)1面 (13,655,056byte)
コメント
※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。