2008年08月30日
新調された本堂のふすま絵(右)
新調された本堂のふすま絵(左)
鳳凰を描いた客間の天井画
真殿の真宗大谷派・播龍山夕雲寺(尾崎隆誠住職)は1世紀ぶりとなる本堂大屋根の葺き替え工事を行い、このほど竣工した。
同寺は明治25年水害の後にそれまでのわら屋根から瓦葺きになった。今回の葺き替えはそのとき以来の改修。
改修に合わせて、仏画の個展を開いたこともある坊守の慈恵さんが本堂のふすま絵を新調。山号寺号にちなみ、夕照の雲間を躍動する龍を左右一対6面に描いた。
向かって右側に口を開いた赤龍、左側に口を閉ざした青龍を配し、人生の始まりと終わりを意味する阿吽を表している。仏法を守護するともいわれる龍が本尊をはさむように、にらみをきかせている。
本堂横に改築した客間の天井画も慈恵さんの作。瑞兆を示す鳳凰を極彩色で描き、荘厳華麗な一枚に仕上がっている。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2008年8月30日(1810号)4面 (6,333,459byte)
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