2015年07月08日
学生ボランティアが安全なネット利用を呼び掛けた出前授業
インターネットやスマートフォンの安全な利用について大学生が児童に教える「ネット安全教室」が7日、御崎小学校(大河龍生校長、306人)であった。
講師を務めたのは兵庫県立大学理学部4回生で、大手携帯電話会社KDDI「ケータイ教室」認定講師の中家卓也さん(21)=たつの市=。軽はずみなネットへの画像投稿や書き込みが取り返しのつかない大きな被害を生んだ実例をスライドショーとアニメでわかりやすく説明した。
同大学は、ネットの安全利用を呼び掛ける小・中・高校生向け出前授業のプログラムをKDDI、兵庫県警と共同で作り上げる取り組みを昨年度からスタート。警察と企業が持つ最新情報やノウハウを組み合わせたプログラムを児童・生徒に世代が近い学生が実施する試みで、「兵庫モデル」として注目されている。これまでに同大学や兵庫教育大学などの学生18人が認定講師として登録。出前授業で使う教材づくりにも参画しているという。
この日、中家さんは体育館に集まった全校児童を前に親しみやすい語り口で講演。「インターネットに投稿するときは必ず一度立ち止まって本当に大丈夫か確認して」と真剣に訴えた。中学生になったらスマートフォンを使いたいという6年生の是兼汐里さん(11)は「トラブルに巻き込まれないように気をつけたい」と話していた。
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