2015年07月12日
沖合いから見た福浦の産廃処分場建設予定地
瀬戸内海に面した福浦の採石場跡地で計画されている産業廃棄物最終処分場の建設計画について、予定地を船上から視察する見学会が10日にあり、海側から地形の全体像とスケールを確認した。
処分場が海域を汚染する恐れを指摘する市民グループ「赤穂の環境を守る会」の呼び掛けに市民22人が参加した。備前市日生町の日生漁協前から出航し、約30分後に予定地の沖合いに到着。処分場が建設された場合に廃棄物を埋め立てる区域や運搬船から陸揚げする岸壁などを地図と照らし合わせた。
一行のために漁船を提供した備前市議の川崎輝通さん(63)は、予定地にほど近い海域が地元特産のカキにとって貴重な養殖場であることを説明。「国や県が瀬戸内海の環境改善に取り組んでいる中、汚染リスクのある産廃処分場を持ってくるのは時代に逆行している」と計画を批判した。
守る会の川西康行・世話人代表(66)=鷏和=は「海に仕切りはなく、この場所でひとたび環境汚染が起きれば、赤穂も日生も漁業に大打撃を受けることを実感した。改めて『計画反対』を訴えていきたい」と語った。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2015年7月18日(2144号)1面 (11,967,486byte)
コメント
定期的に周辺の水質検査するのでしょうかね?
出荷されている魚は管理されてるのかしら (特定有害物質とかは侮れない)
投稿:kgbpt 2015年07月12日
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