赤穂民報

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思い込めた「ペン画と水彩画」展

2015年07月20日

  • 高瀬舟で作品展を開いている宇田川悦子さん

    高瀬舟で作品展を開いている宇田川悦子さん

 絵画制作に20年以上取り組む板屋町の主婦、宇田川悦子さん(70)が「ペン画と水彩画」展を坂越のギャラリー喫茶「高瀬舟」で開いている。
 父が京友禅の染工職人だった宇田川さんは幼い頃から色彩豊かな反物に囲まれて育ち、自然と絵に興味を持った。夫の転勤に伴って福井県敦賀市に住んでいたころに「雪の風景の美しさを描きたい」と思い立って以降、独学で作品を描き続けている。
 敦賀市総合美術展で市長賞に輝いたペン画「初雪」は、白い家並みから新年を迎えたまちの静寂が伝わる。「秋の初風」は画面いっぱいに無数の稲穂を鉛筆で緻密に描いた労作だ。
 小品から30号まで約15点を展示。いずれも、「心に生まれた『描きたい』という気持ちを大切にしています」と話す宇田川さんの思いがこもった作品が並んでいる。
 8月6日(木)まで午前10時〜午後4時。金土日は休み。Tel48・7122


文化・歴史 ]

掲載紙面(PDF):

2015年7月25日(2145号)4面 (11,166,940byte)


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