2015年07月25日
忠臣蔵をモチーフにしたハリウッド映画『ラスト・ナイツ』の主要登場人物
「忠臣蔵」を題材に紀里谷和明監督がハリウッド進出第1弾作品として手掛けた『ラスト・ナイツ』が今年11月に国内ロードショーされることが決まった。
「主君への揺るぎない忠誠心と、不正はびこる権力の元で散っていく、気高い騎士たちの姿を描き出すドラマ」との触れ込みで、封切りが期待されている。
戦士の時代が終わりを迎え、よこしまな政治が横行しつつある封建的な帝国が舞台。罪なき罪に問われて理不尽に処刑された主君の仇を討つため、騎士たちが死を覚悟して立ち上がる−というストーリーになっている。
主君役にアカデミー賞俳優のモーガン・フリーマン。騎士を率いるリーダー役にはイギリス人実力派俳優のクライヴ・オーウェン。日本からは伊原剛志がキャストに加わった。モーガン・フリーマンは作品について「非常に高潔な人物たちを描く、他に類を見ないストーリー。誰もが必ずや共感を得るはずだ」と語っている。
熱烈な忠臣蔵ファンとして試写を鑑賞したイラストレーターもりいくすお氏(49)=赤穂観光大使=は、「寸分たがわず忠臣蔵! 特に討ち入りのシーンが途方もなくかっこいい」と絶賛。「忠臣蔵を知っている人も、知らない人も存分に楽しめるはず」と太鼓判を押している。
アメリカ、韓国など世界30カ国以上での公開が決定。プラット赤穂シネマでも封切り上映が決まっており、宣伝担当者は「忠臣蔵の熱い魂を海外のキャストを中心に見事に映像化しています。赤穂のみなさんにもぜひ鑑賞していただきたい」と話している。
[ 文化・歴史 ]
掲載紙面(PDF):
2015年7月25日(2145号)1面 (11,166,940byte)
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