2015年08月11日
部活動を通して国際親善を図った日独スポーツ少年団交流
日独両国のスポーツ少年団交流で来日したドイツの高校生5人が海浜町の赤穂高校で部活動を見学。弓道部や雅楽部など4クラブで日本文化を体験した。
日本のスポーツ少年団はドイツの地域スポーツクラブ制度を手本に創設された経緯があり、昭和49年から毎年、夏休みを利用した相互交流を実施している。42回目となる今年はドイツから13グループ計124人が派遣され、7月29日から8月10日まで日本各地に滞在。赤穂が受け入れ地になったのは平成17年以来2回目という。
赤穂を訪れたのはドイツ北西部に位置するニーダーザクセン州のグループ。4泊5日の日程でサイクリングやヨット乗船などを楽しんだ。赤穂高校では抹茶の接待でもてなされ、弓道部の練習に参加。書道部員から筆の使い方を教わり、うちわに「笑」の文字をしたためた。
地元でサッカークラブに所属しているというモーリッツ・テーレンヨハンさん(16)は「毎日練習するという日本の高校生の勤勉さを真似したい」と感心。引率した指導者のベァント・クンツさん(58)は「学校でさまざまな部活動を選べる日本のシステムはとても興味深い」と話した。
[ スポーツ ]
掲載紙面(PDF):
2015年8月29日(2150号)3面 (10,830,156byte)
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