2015年09月05日
▼御崎地区のメガソーラー建設計画。法令では、「造成」を伴うか伴わないかが調整池設置義務の分かれ目になるようだ。
▼もし、調整池を設置することになれば、事業費は相当ふくらむ。かたくなに「造成工事は行わない」と強調する事業者らの思惑が透けて見える。
▼事業主の会社ホームページには「人間にとって、地球にとって何がいちばん大切なのか。そのことを社員ひとりひとりが忘れたことはありません」とある。
▼「『礼を尽くし、節を守る』を基本」「『地球にやさしい家づくり』をテーマとした自然との調和を今まで以上に追求」といった美辞が続く。
▼一般論としては、再生可能エネルギーが社会全体に利益をもたらすものであることは否定しない。しかし、わざわざ自然を破壊し、住民の安全と安心を脅かしてまで行うべきとは思わない。
▼ホームページには「地域の皆様やお客様各位のお役に立てるよう精進」ともある。「地域の皆様」の中に赤穂市民は含まれているのだろうか。
[ コラム「陣太鼓」 ]
掲載紙面(PDF):
2015年9月5日(2151号)1面 (16,903,212byte)
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