2015年09月19日
尼子山を「赤穂富士」として発信しようという橋本睦男さん(右)と長棟州彦さん
高野の尼子山を「赤穂富士」として発信して地域の活性化につなげようと、市民グループが写真と絵画の公募コンクール開催へ向けて作品を募集している。
尼子山は赤穂・相生市境にあり標高259メートル。『赤穂市史』によると、織豊時代の武将、尼子義久(1540−1610)が築いた尼子山城の跡が残る。「雨乞山」とも呼ばれ、干ばつの年には降雨を祈願する場だったという。
平坦な山頂部から末広がりに伸びる左右の稜線。造園業を営む塩屋の長棟州彦さん(68)が10年ほど前に仕事で訪れた民家の庭先から尼子山を目にし、「こないにきれいな山が赤穂にあったんか」と目からうろこが落ちたという。その話を聞いた「坂越を元気にする会」代表の橋本睦男さん(69)=坂越=が「富士に似た雄姿を持つ尼子山は観光スポットとしてPRするのに最適」と乗り出し、コンクールを企画。今年度の「赤穂観光アクションプログラム推進事業」に採用された。
コンクールの協賛者にも名を連ねた長棟さんは「どこから見ても絵になる山。多彩な作品が集まってほしい」と期待する。橋本さんは「山頂からの眺めも素晴らしい。これまで眠っていた観光資源をさまざまな方法で発信していきたい」と抱負。記念写真撮影ポイントの整備や登山イベントといったアイデアも温めている。
公募コンクール「尼子山(赤穂富士)写真・絵画展」の主な開催要項は次のとおり。
▽会期=平成28年1月15日〜17日
▽会場=赤穂市立図書館
▽応募規定=○絵画の部/6号〜12号の油絵、水彩画、クレパス画で額装○写真の部/白黒、カラーとも四つ切りまたはA4判の額装またはパネル
▽応募資格=制限なし(1人1点)
▽出品料=無料
▽出展申込締切=平成27年10月10日(作品搬入は展示初日)
▽表彰=各部門3点を表彰し、赤穂雲火焼を贈呈
▽問合せ・申込み先=坂越を元気にする会Tel48・7122(高瀬舟内)
掲載紙面(PDF):
2015年9月19日・第1部(2153号)1面 (9,714,445byte)
コメント
赤穂には標高こそ低いものの、素晴らしい山がたくさんありますね。尼子山には、5〜6年前その山容の美しさに見とれ、2回程登ったことがあります。途中若干の岩場があり、山頂からの眺めも最高でした。
素晴らしい「赤穂富士」を是非PRして下さい。
投稿:雄鷹台さんの大ファン 2015年09月19日
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