2015年09月21日
仮設住宅で暮らす人たちとの交流会=平成の森仮設住宅の憩いの場カフェ・あづまーれ
関西福祉大学の災害ボランティアサークル「KUSW〜絆〜」は平成27年度東北ボランティア事業として宮城県をこのほど訪問。東日本大震災以降、仮設住宅で暮らす人たちとの交流や奉仕活動を行った。
同サークルが東北の被災地を訪問するのは震災があった平成23年以降通算5度目。今回は9月14日から5日間の日程で1〜3回生12人が参加した。
「現地の方々とコミュニケーションを図る」ことに重点を置き、南三陸町志津川の仮設商店街「南三陸さんさん商店街」で接客ボランティア。昨年も訪問した同町「平成の森仮設住宅」では高齢者や支援員約15人と茶話会で交流した。地元NPOが防潮林再生活動に取り組んでいる気仙沼市波路上原(はじかみはら)地区も訪れ、草抜き奉仕に汗を流した。
サークル代表の梅澤勇輝さん(20)=2回生=は「盛り土されて町の復興へ進んだように見えても、いまだに人々には不安があって心の復興には時間がかかりそう」と話し、「ボランティアや観光振興の手伝いなど、具体的に自分たちは何をするべきなのか、サークル内で話し合って確かなビジョンを持ちたい」と気持ちを新たにしていた。
[ ボランティア ]
掲載紙面(PDF):
2015年10月3日(2155号)4面 (11,863,228byte)
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