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ひょうたん収穫で学校間交流

2015年10月02日

  • 赤穂高校定時制と赤穂特別支援学校の生徒が共同して収穫したひょうたん

    赤穂高校定時制と赤穂特別支援学校の生徒が共同して収穫したひょうたん

 赤穂高校定時制(大西正則校長)の有志3人が大津の赤穂特別支援学校をこのほど訪問。ひょうたんの収穫作業で生徒同士の交流を図った。
 ひょうたんは定時制生徒がストラップや飾り物に加工し、今月に予定している東北復興支援ボランティア活動と今冬の交通安全運動に活用する。
 赤穂高定時制は昨年度、校内で栽培したひょうたんでストラップを製作し、交通安全運動で配布する取り組みを初めて行い好評だった。今年度は10月末にボランティアで訪問する宮城県気仙沼市にも持参したいと収量増を計画。農園班がある特別支援学校に協力を依頼し、昨季に採取した種を託した。
 この日は農園班の3年生4人が一緒に作業。春からプランターで育て、長さ5〜10センチになった実をはさみで摘み取り、40個を収穫した。
 定時制2年の吉森千賀(ちか)さん(16)は「気さくに話しかけてくれて、市内の高校生同士の輪が広がったと思う。気仙沼では『みんなの思いが詰まってます』と伝えたい」と笑顔だった。特別支援学校の原田芳彰校長は「これから一緒に社会に出て行く年代同士で交流でき、共生社会につながる一つのきっかけともなったのでは」と話していた。
 ひょうたんは両校合わせて計約300個を収穫できる見込み。約100個は定時制生徒が気仙沼市に持参し、残りは年末交通安全キャンペーンでドライバーに配布する予定だ。


社会 ]

掲載紙面(PDF):

2015年10月3日(2155号)4面 (11,863,228byte)


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