2015年11月17日
「赤穂と気仙沼の絆の証に」と持ち帰った、ひょうたんの飾り物
宮城県気仙沼市で東北復興支援ボランティア活動に参加した赤穂高校定時制(大西正則校長)の生徒が16日、赤穂市役所を表敬訪問。気仙沼市の菅原茂市長がメッセージを揮毫したひょうたんの飾り物を明石元秀市長に手渡した。
同校は今月1日まで4日間の日程で生徒有志21人が気仙沼市を訪問した。ひょうたんは生徒が栽培して収穫した長さ約40センチの百成ひょうたんで、出発前に明石市長がメッセージと署名を記したものを気仙沼へ持参。生徒会長の有年友希君(19)が菅原市長にメッセージと署名を依頼した。
明石市長は「再び燦々と輝くまちに」との思いを込めて「燦」の字を記し、菅原市長は「両市のつながりの象徴」として青字で「海」と書き入れた。生徒は江戸時代に赤穂から気仙沼へ塩作りが伝わった歴史にちなんで両市の塩をブレンドして中に入れ、「絆の証」として持ち帰った。
この日は3年の横山昇一君(17)と2年の吉森千賀さん(16)の生徒会役員2人が赤穂市役所を訪れ、ひょうたんを明石市長へ贈呈。仮設住宅の高齢者と一緒にひょうたんの絵付けを楽しみ、ひょうたん製の交通安全ストラップを商店街で配布するなどした現地での活動を報告した。
「元気と笑顔を届けるという目的は達成できたと思う」と吉森さん。明石市長から「人と人とのつながりを大切に思う気持ちをこれからも大切に」と声を掛けられた横山君は「自分たちに何が出来るのかを考えて、来年も活動を続けたい」と話した。
[ ボランティア ]
掲載紙面(PDF):
2015年11月28日(2163号)4面 (10,314,631byte)
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