2015年11月21日
葉蘭で一年を表現した作品が並ぶ「源氏流いけばな展」
御崎の雲火焼展示館「桃井ミュージアム」(桃井香子オーナー)は、赤穂市立歴史資料館の特別展(11月21日〜来年1月18日)に合わせ、「源氏流いけばな展」を同時期開催する。
雲火焼を創出した大嶋黄谷(1821−1904)が源氏流の活花師範だったことにちなみ開催。宗祖・千葉龍卜の教本を手本に、葉蘭6枚をさまざまに組み合わせて一年を12瓶で表現する『源氏流十二月花』を再現した。葉の表裏を「陰陽」に見立てて変化をつけた連作を鑑賞できる。
花形の再現には赤穂市華道連盟が協力。萩原茂洲会長(77)=木生谷=は「葉蘭の活け花は通常は奇数枚を使用するのが一般的。あえて偶数枚としたところに龍卜の独創性を感じる」と話していた。
2階展示室で午前10時〜午後4時。火曜休館。鑑賞料300円。Tel56・9933。
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掲載紙面(PDF):
2015年11月21日(2162号)1面 (10,158,961byte)
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