2015年11月25日
アコオ機工で溶接技術を見学する産業バスツアーの参加者
伝統の技から最先端技術まで、地域が誇るものづくりを見学する「はりま発見!産業バスツアー」がこのほど5つのコースで行われ、鉄道をテーマにしたツアーでは東有年の金属加工会社「アコオ機工」(間鍋延一社長)を訪問した。
播磨地域の特色ある産業を知ってもらおうと、相生・赤穂・龍野・姫路の4商工会議所が企画。食や工業などテーマ別にツアーを実施した。
「まるごと見せます!電車のひみつツアー」は28人が参加。JR西日本が所有する車両の約3割をメンテナンスする網干総合車両所、鉄道車輌を中心に運輸関連の部品製作を主とするアコオ機工などを訪ねた。
アコオ機工は昭和47年創業。アルミの板金・製缶ですぐれたノウハウがあるのが強みで、新幹線をはじめJR各線の車輌部品を供給している。ツアーでは間鍋秀樹・取締役営業部長の案内で、素材を精巧にカットしたり、レーザーで溶接したりするスペシャリストの高度な技術を間近で見学した。
JRをよく利用するという手芸店経営、矢能惠子さん(65)は「赤穂に電車の部品を作っている工場があったのに驚きました」と興味をもって製造工程に見入っていた。
[ 商業・経済 ]
掲載紙面(PDF):
2015年11月28日(2163号)4面 (10,314,631byte)
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