2015年11月27日
「スウィーツ甲子園」に兵庫県代表として出場する「赤穂みかんパウンドケーキ」
障害福祉サービス事業所で製造された菓子やジャムなどの品質を競う「第7回スウィーツ甲子園」の兵庫県代表に、片浜町の就労継続支援A型施設「げんぶ」の「赤穂みかんパウンドケーキ」が選ばれた。
12月5日(土)に神戸市内で行われる大会で上位を目指そうと、さらなる改良に励んでいる。
赤穂みかんを生地に混ぜ込み、オーブンで焼き上げた。表面にスライスしたミカン、葉っぱに見立てたカボチャの種をトッピング。コクのある果実を活かした甘さ、しっとりした生地の食感が特長で、今月2日の兵庫県大会で1位になった。
同施設は、働く側と雇用契約を結ぶ就労継続支援A型施設としては西播磨で初めて平成22年に開設された。これまではパンを主に製造してきたが、「贈答品にも使ってもらえるようなスイーツを作ろう」と、スタッフと利用者でプロジェクトチームを立ち上げて商品開発。12月中を予定している一般発売に先立ち、「スウィーツ甲子園」へ初めてエントリーした。
県代表に決まってからも商品改良を継続した。県大会の審査員だった専門家の助言を参考に、生地に混ぜ込むミカンを当初のジャムからシロップ漬けに変更。砂糖の種類も変え、ミカンの風味をさらに際立たせることに成功したという。
大会は神戸ハーバーランド「ウミエ」で行われ、「茶処シュトーレン」(京都府)「いもくりタルト」(徳島県)など北陸と中四国を含む8府県の代表が出場する。センターストリート特設会場で午後1時半から3時まで一般客による試食と投票を行い、専門家の審査得点を合計してグランプリを決める。
「げんぶ」管理者の川村亜紀さん(49)は「もし、当日神戸にお越しになる方があれば、ぜひ試食に立ち寄って」と応援を呼び掛け。会場では商品販売もあり、「赤穂みかんパウンドケーキ」は1本650円で販売する。商品に関する問い合わせはTel45・1113。
[ 商業・経済 ]
掲載紙面(PDF):
2015年11月28日(2163号)1面 (10,314,631byte)
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