2015年11月30日
田植えから収穫まで行った米でもちをつく児童たち
稲作体験を毎年の全校行事に取り入れている高雄小学校(児童数127人)で今季の収穫祭がこのほどあり、もちつきで豊作を喜んだ。
同校では昭和61年から米作り体験学習を導入。全学年で田植えと稲刈りを行い、児童の交流と食べもののありがたみを知る機会に役立てている。
学校田約20アールで今年5月に植えたもち米は夏場の日照不足が心配されたものの平年並みに生長。10月20日に刈り取った。この日は、登下校の見守りや絵本の読み語りなどで日頃お世話になっている地域の人たちやグループの約60人を招待。児童たちがつきたてのもちを振る舞って感謝を表した。
初めてもちをついたという1年生の安原樹輝(いつき)君は「杵が重かったけど楽しかった」とにっこり。子どもたちに米作りを指導した一人の釜増進さん(71)は「喜んでくれてよかった」と目を細めていた。
収穫した米は、市社協と市内の高齢者福祉施設、東日本大震災以降交流している岩手県久慈市の久慈小学校などにも贈る。
[ 子供 ]
掲載紙面(PDF):
2015年12月12日(2165号)3面 (10,771,644byte)
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