2015年12月13日
子どもたちの熱演が観客を魅了した「山科こども歌舞伎塾」の奉納上演
仮名手本忠臣蔵を演目とする「山科こども歌舞伎塾」の公演が13日、上仮屋の赤穂大石神社であり、子どもたちの熱演が観客を魅了した。
京都・山科は赤穂城明け渡し後に大石内蔵助が隠棲した地。こども歌舞伎は平成21年に始まり、義士が討ち入った日にちなんで毎年12月14日に地元で奉納上演を続けている。
京都市外での公演は今回が初めて。裃とかつらで扮した小学1年生から5年生までの塾生9人が拝殿前で演技を披露した。一人で5分を超える長台詞を語る「口上」で幕開け。四段目「扇ヶ谷塩冶判官切腹の場」はたっぷりの見せ場で200人を超える観客の拍手を浴びた。
判官役で迫真の演技を見せた小学4年の松岡美怜さん(10)は「はじめは緊張したけれど、練習したとおりにできました」と無事に舞台を務めてほっとした表情だった。友人連れで鑑賞した木津の三島伊津子さん(73)は「子どもとは思えないほどのしっかりした演技でした」と感激していた。
掲載紙面(PDF):
2015年12月19日(2166号)3面 (11,978,716byte)
コメント
いとをかし。
投稿:YAMAKA 2015年12月14日
素晴らしい。
投稿:KYOTO 2015年12月13日
※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。
投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。