2015年12月18日
体を張ったスタントで事故の恐ろしさを訴えた交通安全教室
スタントマンによって再現される自転車事故シーンから教訓を学ぶ交通安全教室が18日、海浜町の赤穂高校(大西正則校長、827人)であり、目の前で繰り広げられる生々しいスタントを通して、事故の恐さと交通ルールを守ることの大切さを胸に刻んだ。
同校では99%の生徒が自転車通学。「事故に遭わないための意識を高めよう」とJAの交通事故対策活動支援事業としてJA兵庫西と赤穂署などの主催で、スタント専門の芸能事務所「スーパードライバーズ」(東京都狛江市)から6人を招いた。
グラウンドに引いた白線を交差点や歩道に見立て、衝突や巻き込みなどで自転車が被害に遭う場面を次々と実演。自転車が出合い頭に車にはねられる事故の再現では「ガチャン」という衝撃音とともに自転車のスタント俳優が空中に飛ばされ、生徒らは体を張った迫真の演技を固唾をのんで見学した。
傘をさしたまま自転車を運転して歩行者に気付かずぶつかる場面もあり、司会者が「被害者にも、加害者にもならないように心掛けて」と訴えた。1年の山本海都君(15)は「法令を守るだけでなく、相手のことも考えて自転車に乗るようにします」と話した。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2016年1月16日(2169号)4面 (12,463,800byte)
コメント
※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。