赤穂民報

メニュー 検索

チコのセネガル通信(27)布切れリサイクルを始めました

2016年01月01日

  • 布をリサイクルして作ったピアスを着けた女の子

    布をリサイクルして作ったピアスを着けた女の子

 米の収穫が終わって時間に余裕ができ始めたので、ごみのリサイクル活動を始めました。ごみはごみでも、生・布・プラスチック・金属・紙といろんな種類があります。
 町のごみは集積場に蓄積され、見えなくなっているだけで減ってはいません。ごみを集める活動は市役所が先導して行っているので、私はごみを減らす活動に取り組むことにしました。
 生ごみは土に還るのでとりあえずよしとして、問題はプラスチックと布、金属です。私が今回目をつけたのは布ごみです。
 出された布ごみを調べると、小さい端切れで服は縫えそうにありませんが、どれもカラフルでかわいい色柄です。そこで、おしゃれに興味のある女子中高生を対象に手芸教室を開くことにしました。ごみを減らすと同時に、作った品物を販売すれば彼女たちの収入になると考えました。
 同僚隊員の助けを借りて教室を開いて1カ月。シュシュとピアスの作り方を講習しました。カラフルで派手な布で作ることを勧めたのですが、彼女たちは無地の布で作りたいと言います。柄や色が多く入っていると服に合わせにくく、セネガル人には売れないそうです。
 私だけのアイデアでやっていたら、全くニーズのないものを作ってしまうところでした。こうやってお互いの意見を融合して、より良い商品を作っていこうと思います。


チコのセネガル通信 ]

掲載紙面(PDF):

2016年1月1日・第1部(2167号)4面 (9,452,060byte)


赤穂市で土地をお探しの方

コメント

※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。
投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。

取材依頼・情報提供 | 個人情報保護方針 | 著作権 | リンク | 会社概要