2016年01月16日
大地震の揺れを体験した木下町自治会の防災訓練
阪神・淡路大震災から21年になるのを前に木下町自治会(萬代新一郎会長、約270世帯)は16日、地震を想定した防災訓練を実施。地震の揺れを再現できる免震体験車で大地震の恐ろしさを実感した。
免震ゴムメーカーのブリヂストンが免震体験車を派遣。阪神・淡路大震災と同じマグニチュード7・3の揺れを再現した。参加者は4人ずつ乗車し、手すりにつかまっていなければ倒れるほどの激しい揺れを体験。「立ってられへん」「この揺れやったら家も壊れるわ」などと口々に話した。
「地震が起こっても犠牲者を出さないまちづくり」を目指す同自治会は昨年9月から親子による避難練習や物資備蓄などに取り組み、この日の訓練で4回目。地区の集会所を拠点に約200人が参加し、避難伝達や炊き出し、応急手当も訓練した。
萬代会長は「これからは住民の生命と財産を守るのが自治会の大きなテーマになる。今後も地域の実情に合った防災・減災に取り組んでいきたい」と話した。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2016年1月23日(2170号)1面 (6,710,350byte)
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