2016年01月19日
赤穂市立学校給食センターが今月12日に調理した関東煮の食缶に、ゴキブリの幼虫の抜け殻(長さ約14ミリ)とみられる異物1個が混入。市教委は13日、問題の食缶が配食されたクラスの児童と保護者へ「大変不快な思いやご迷惑をおかけ致しました」などと文書でおわびした。
同センターによると、異物が混入していたのは塩屋小学校4年1組に提供された副食の食缶。配膳中、食缶の中に「虫のようなものが浮いている」と児童が見つけたという。担任の判断で関東煮の喫食を中止。「健康被害はなかった」(同センター)という。
抜け殻は原形を留めており、調理後に混入したとみられる。同センターは「食缶の内ぶたに付着していた可能性が高い」と話している。内ぶたは食缶本体とともに8日までに洗浄を済ませ、3学期の給食初日だった12日の朝に保管庫から取り出したという。
赤穂市の学校給食では平成26年10月、ゴキブリの成虫1匹が副食に混入。同センターは今年度から薬剤による害虫駆除の回数を従来の年3回から5回に増やしたほか、専門業者による月1回の施設内点検を導入するなど対策をとってきた。
米口俊也所長は「洗浄、点検が不十分だった可能性がある。全職員に厳重注意を促すとともに、再発防止、信頼回復に向け職員一丸となって善処する」としている。
掲載紙面(PDF):
2016年1月23日(2170号)1面 (6,710,350byte)
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